2023.09.20

現地記者がリラードの移籍先にサンダーを挙げる…「獲得に走っても驚かないだろう」

昨季、自己最多の平均32.2得点を挙げたリラード[写真]=Getty Images
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 7月に所属球団のポートランド・トレイルブレイザーズへトレードを要求し、希望の移籍先にマイアミ・ヒートをプッシュしたデイミアン・リラード。現時点で2チーム間のトレードトークに大きな進展は見えておらず、話がまとまらないままレギュラーシーズンが開幕する可能性も生まれてきている。

 リラードを含め、近年見られている選手の一方的なトレード要求をリーグは問題視しており、リラードに対し契約不履行に対する警告を通達している。希望先のチームに行けない場合は練習や試合に出ないなど、労使協定に違反する行動が見られた場合、処分を科す可能性を示唆した。

 そんななか、現地メディア『Inside The Thunder』のクリス・マニックス氏は、ドラフト指名権を大量に持つオクラホマシティ・サンダーがリラードの移籍先候補にあるとコメント。このままリラードがブレイザーズに残留しても、トレードデッドラインまでにサンダーが好成績を残していた場合、獲得に動く可能性があると話した。

「僕を信じてみてほしい。これは状況が十分に考えられた意見だと思うよ。もしデイム(リラードの愛称)が1月までブレイザーズのロスターに残って入れば、サンダーに勢いがあれば、そして彼らが素晴らしいプレーをしているのならば、リラードの獲得に走っても驚かないだろう」

 現在、サンダーはオールスターガードのシェイ・ギルジャス・アレクサンダーに加え、今夏のワールドカップでも活躍したオーストラリア代表のジョシュ・ギディー、昨季のオールルーキーファーストチームに選出されたジェイレン・ウィリアムズなど、多くのボールハンドラーを保持している。

 今年のドラフトでもデューク大学出身のケイソン・ウォーレス、セルビア代表経験を持つヴァシリイェ・ミチッチを布陣に加えるなど、ガードの多い構成になっているサンダー。そのため、リラードの獲得がチームにとって最善とは必ずしも言えないだろう。

 依然として不透明なリラードの移籍先。マニックス氏の予想どおり、ベテランガードがサンダーに加入した場合、若手中心のチームとベテランガードはどのようなシナジーを生み出すだろうか。

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