2024.08.24
7月29日(現地時間28日、日付は以下同)。現地メディア『Miami Herald』のバリー・ジャクソン記者が、マイアミ・ヒートとゴラン・ドラギッチの代表を務める人物が話し合いをしていると報じた。
ヒートは「NBAプレーオフ2023」でイースタン・カンファレンスを勝ち上がり、2020年以来のNBAファイナル進出を飾ったものの、デンバー・ナゲッツに1勝4敗でシリーズを落としたことで、2013年以来のリーグ制覇を逃していた。
そうして迎えた今オフ。ヒートはFA(フリーエージェント)戦線でケビン・ラブと再契約し、トーマス・ブライアントとも契約を結んでフロントコート陣を補強。ウイングにはジョシュ・リチャードソンが5シーズンぶりに復帰を飾った。
ジミー・バトラー、バム・アデバヨという両輪に加え、ケイレブ・マーティン、タイラー・ヒーロー、カイル・ラウリー、ダンカン・ロビンソンが健在も、昨シーズンのプレーオフで先発バックコートを形成していたゲイブ・ビンセント(現ロサンゼルス・レイカーズ)、マックス・ストゥルース(現クリーブランド・キャバリアーズ)が移籍し、在籍20シーズン目を終えたユドニス・ハズレムが引退。
ヒート移籍を希望しているデイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)の去就が決まっていないなか、ドラギッチはヒート復帰となれば大歓迎だろうと同記者が報じている。
それもそのはず。ドラギッチは2014-15シーズン途中から2020-21シーズンまで約7シーズン在籍し、エリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)の下でプレー。バトラー、アデバヨ、ヒーロー、ロビンソンらとともに2020年にはNBAファイナル進出にも貢献。
今月13日に『SiolNet』へ公開されたインタビューでも、ドラギッチは「僕の家はマイアミにある。子どもたちもそこにいるし、学校にも通っている。(マイアミで)本当によくやっているよ。それに、僕はあそこでキャリア最高の7年間を過ごしたから、マイアミへ復帰できればこれ以上の喜びはないね」と話していたことから、ヒート復帰は理想のシナリオと言っていい。
制限なしFAのドラギッチは37歳の技巧派レフティ。ビンセントやストゥルースのように長時間プレーして攻防両面で走り回ることは厳しいだろうが、キャリア15年を誇るNBA経験は貴重。
ハズレムというロッカールームのリーダーが退団したこともあり、ヒートがその代役としてドラギッチと契約する可能性は十分あるのではないだろうか。
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