ナイキが、コービー・ブライアント氏（ロサンゼルス・レイカーズ）のシグネチャーラインより、『コービー 8 プロトロ “Halo”』を発表した。

　この新作は、亡きコービー氏の偉業と人生を讃えるための一足である。“Halo”は、毎年訪れる彼の誕生日を祝福するべく、コービー氏の妻であるヴァネッサ・ブライアントさんがシューズコンセプトを立案。ナイキによると、この“Halo”シリーズは今後、コービー氏の誕生日に毎年リリースされるという。

　プロトロとは、機能性を改良するモデルに採用されるワードであるが、本作も過去作と同様、デザインとパフォーマンスの双方にアップデートが施された。

　デザイン的な特徴では、アッパーのサイドを大胆に飾るスウッシュと、シュータンに配置されたマンバロゴを刺繍へと変更。また、ミッドソールに搭載されていたルナロンフォームは最新素材のリアクトへと置き換えられ、反発力と軽量性、耐久性が向上したほか、より強力なグリップ力を引き出すべく、アウトソールのトラクションパターンにも工夫を凝らしている。

　一時は過度の流通制限やキッズサイズの未展開などにより、ナイキとブライアント・ファミリーの契約は終了。しかし、2022年3月に新しい世代のファンを支持し、若者のスポーツ参加を奨励することを約束に、再契約が発表された。

『コービー 8』の初登場は、2012年にまで遡る。通気性と軽量性を確保するエンジニアードメッシュアッパーを搭載した同モデルは、コービー氏のシグネチャーラインにおける最軽量モデルであり、“足との一体化”を求めた彼のリクエストを再現。純白に身を包んだ“Halo”は、2014年に登場した“Prelude”や、2016年の“Fade To Black”以来の『コービー 8』となり、彼のファンにとっては待望の復活となるだろう。

『コービー 8 プロトロ “Halo”』は、コービー氏の誕生日である8月23日より、『SNKRS』ならびに全世界の一部取扱店舗にて発売。

　また、ナイキは同日から2日間、レイカーズの本拠地であるクリプト・ドットコム・アリーナを舞台に、コービー氏の競争力を称えるユースバスケットボール大会を開催。この「マンバ・リーグ・インビテーショナル」には、ロサンゼルスで最も才能のある高校生男女8チームが招待され、8月24日のマンバ・デーにはチャンピオンシップゲームが行われるようだ。

文＝Meiji