2023.10.30

絶好調のタイリース・マクシーをシクサーズ指揮官も称賛「彼にとって絶好の機会」

開幕から得点源として活躍を続けるマクシー[写真]=Getty Images
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 フィラデルフィア・セブンティシクサーズのタイリース・マクシーが、開幕から活躍を続けている。トレードを求めているジェームズ・ハーデンがコート不在のなか、22歳のスコアリングガードが躍動した。

 10月27日(現地時間26日、日付は以下同)のミルウォーキー・バックス戦で31得点4リバウンド8アシスト2スティールでチームを引っ張った男は、29日のトロント・ラプターズ戦でもキャッチ&シュートやジョエル・エンビードのハンドオフから面白いようにショットが決まり、計7本の3ポイントシュート成功を含む34得点に6リバウンド7アシストを奪取。ドライブからのフィニッシュや、ディフェンダーを交わしてジャンパーを放り込むなど得点源として素晴らしいプレーを続けている。

 そんなマクシーについて、ニック・ナースHC(ヘッドコーチ)はこう話す。

「彼はシュートが絶好調で、見事にスペースを作り出している。コンタクトを受けてもリムでフィニッシュしている。確かに、アシストするチャンスでもあるが、ボールをうまく扱っている。今夜の彼はいい仕事をしていた。映像を見ていくことになるが、彼は素晴らしいプレーをしていた」

「私は『この状況が彼にとって絶好の機会となる』と言ってきた。毎回30得点しているかのように見えるね。彼は本当に見事なプレーを見せている」

 シクサーズは30日のホーム開幕戦でポートランド・トレイルブレイザーズに快勝。エンビードが35得点15リバウンド7アシスト2スティール6ブロックと暴れ回るなか、マクシーも26得点10リバウンド4アシストと躍動。

 キャリア4年目となった今シーズン。マクシーは開幕3試合を終えて平均30.3得点6.7リバウンド6.3アシストにフィールドゴール成功率50.0パーセント、3ポイントシュート成功率56.0パーセント(平均4.7本成功)、フリースロー成功率91.3パーセントと、高確率なショットも光る。

 シクサーズが誇る高速スコアリングガードは、ここまでオールスター級のパフォーマンスを見せていると言えるだろう。

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