2023.11.18

首にブランドのタトゥーを入れているラメロ・ボール…規則違反のためリーグが隠すよう要請

タトゥーを隠してバックス戦に出場したラメロ[写真]=Getty Images
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 11月18日(現地時間17日)、NBAがシャーロット・ホーネッツ所属のラメロ・ボールに対し、左耳の下にあるタトゥーを隠すように要請していることが報じられた。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が伝えている。

 ラメロの左耳近くには“LF”というタトゥーがあり、これがNBAの定める「商業ロゴや企業記章を体や髪につけることを禁止する」というルールに違反しているとリーグは指摘。話し合いはここ数週間にわたって行われており、ラメロは罰金を避けるために、15日のマイアミ・ヒート戦や18日のミルウォーキー・バックス戦で当該部分を隠してゲームに出場していたようだ。

 “LF”はラメロが個人的に保有しているブランド“La France”の頭文字をとったもので、彼のミドルネームでもある。『ESPN』に向けた声明のなかで、リーグのスポークスマンを務めるティム・フランク氏は「商業的でない方法で、自分自身を表現しようとする選手の努力を考慮し、合理的に判断するよう心がけている。だが、ラメロ・ボールの首にあるタトゥーは明らかにルール違反である」と言及している。

 また、兄のロンゾ・ボールも過去に同じような件でリーグから指摘を受けている。父ラバー・ボールが立ち上げたビッグ・ボーラー・ブランドのロゴをロンゾは右腕に入れていた過去があり、こちらもリーグから隠すように求められた。

 ラメロの代理人はリーグに対し、過去にも商業ロゴのタトゥーを入れていた選手がいたと訴えた一方、この意見にリーグは反論。それらのプレーヤーは企業とエンドーズメント・パートナーシップを結んでいなかったとして、ラメロのケースとは一致しないとしている。

 18日に開催されたバックス戦、ラメロは37得点5リバウンド5アシストを挙げ、27得点5リバウンド5アシストを挙げたデイミアン・リラードと激しいマッチアップを展開。しかし99-130でチームは敗れ、連敗数が「3」に増えている。

『ESPN』によると、ラメロとリーグはタトゥーの処理について、短期的および長期的な解決策を模索するという。チームもなかなか軌道に乗れないなかで、2021年の新人王には悩みの種が一つ増えてしまったことだろう。

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