2023.12.14

“ラリアット”退場のグリーンは無期限出場停止「前例を考慮した」リーグ公式発表

無期限出場停止が通達されたウォリアーズのドレイモンド・グリーン[写真]=Getty Images
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 NBAは12月14日(現地13日)、相手選手を殴打し退場処分を受けたゴールデンステート・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンに、無期限の出場停止処分を下したと発表した。

 グリーンは13日(現地12日)のフェニックス・サンズ戦で、背後からマークに付いていた相手選手のユスフ・ヌルキッチへ向けて右腕を振り回し、これが顔面付近にヒット。審判団が「フレグラント2」の判定を下し、グリーンは今季3度目の退場処分となった。

 NBA屈指の“問題児”でもあるグリーンは、11月15日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦で、乱闘の最中に相手選手へ“ヘッドロック”を見舞ったことで、5試合の出場停止(無給)と2万5000ドル(約377万5000円)の罰金処分が下されていたばかり。

 今回の件について、試合後の会見に出席したグリーンは「腕を振ってコール(ファウル判定)を誘おうとしただけ」と、故意ではなかったことを強調し、ヌルキッチに対する謝罪の言葉も述べていたが、一夜明けたこの日、リーグから無期限の出場停止が通達されたという。

 また、特に試合数の上限を設定しなかった理由について、リーグは「度重なるルール違反があった前例も考慮した」と説明。現地メディア『ESPN』によると、今後グリーンはカウンセリングを受ける見込みだといい、「リーグは出場停止の具体的な期間を設定することは避け、グリーンが直面している課題に対処するために必要な時間を与えたいと考えているようだ」と伝えている。

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