2023.12.19
12月13日(現地12日)、相手選手を殴打し退場処分を受けたゴールデンステート・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンが、退場処分の対象となった行為について、試合後の会見で釈明すると同時に謝罪した。
グリーンは12月13日(現地12日)、バスケットボール男子日本代表の渡邊雄太が所属するフェニックス・サンズ戦に出場すると、第3クォーター残り8分、背後からマークに付いていた相手選手のユスフ・ヌルキッチへ向けて右腕を振り回し、これが顔面付近にヒット。審判団が「フレグラント2」の判定を下し、グリーンは退場処分となった。
NBA屈指の“問題児”でもあるグリーンは、これで今シーズン15試合目の出場でリーグ最多3度目の退場。11月15日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦では、乱闘の最中に相手選手に“ヘッドロック”を見舞い、退場処分に加えて5試合の出場停止(無給)と2万5000ドル(約377万5000円)の罰金処分が下されていたばかりだったが、またしても追加処分濃厚の騒動を起こしてしまった。
試合後の会見に出席したグリーンは、「彼が俺の腰を引っ張っていると思った」と、自身の右腰に手を回していたヌルキッチとのマッチアップを振り返りつつ、「俺はコール(ファウル判定)を誘うために倒れたりしない。腕を振ってコールを誘おうとしただけなんだ。回転して逃げたら、運悪く腕が彼に当たってしまった」と釈明。また、「俺は360度回転しながら正確なパンチが打てる選手ではない」とも語り、「みんな知っているように、俺は自分が意図的にしたことを謝るタイプではない。ユスフ(ヌルキッチ)には謝るよ。彼を殴るつもりはなかったから」と、今回の“ラリアット”が意図した接触ではなかったことを強調した。
一方、“殴られた”サンズのヌルキッチは「首を絞められなくてよかった」と、先月話題になった“ヘッドロック騒動”についても暗に言及しつつ、「俺はただバスケットボールをプレーするためにここにいるけど、彼は腕を振り回している。俺たちはそういった光景をよく見てきたと思う。彼が人生で抱えている何かが良くなることを願っているよ」と、グリーンを心配するコメントを寄せている。
またしても“お騒がせ男”が主役となってしまった衝撃的なKO劇は、多数の現地メディアが挙って報道。今後リーグから通達されるであろうグリーンへの処分に注目が集まっている。
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