2024.07.27

パリ五輪で88年ぶりのメダル獲得を目指すカナダ…カギはジャマール・マレーの復調か?

初のオリンピックへ臨むマレー[写真]=fiba.basketball
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 昨年のFIBAワールドカップで銅メダルを獲得したカナダ代表は、パリオリンピックでも優勝候補の一角として期待されているチームの1つ。

 ロスターにはW杯を経験したシェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)やRJ・バレット(トロント・ラプターズ)、ディロン・ブルックス(ヒューストン・ロケッツ)らがおり、現役NBA選手中心の豪華布陣でパリ五輪を迎える。

 FIBAランキング7位のカナダは、オーストラリア代表(同5位)、ギリシャ代表(同14位)、スペイン代表(同2位)とグループAで決勝トーナメント進出をかけて予選ラウンドを戦う。

 ジョルディ フェルナンデスHC(ヘッドコーチ/ブルックリン・ネッツHC)の下、カナダは今から88年前、1936年のベルリン大会(銀メダル)以来初のメダル獲得を目指すのだが、気がかりなのはジャマール・マレーデンバー・ナゲッツ)の状態か。

 ラスベガスで開催されたエキシビションマッチへ参戦したものの、マレーはチームがフランスへ向かうなか、個人的事情でチームから離脱。7月11日(現地時間10日、日付は以下同)のアメリカ代表戦では先発出場して約17分で5得点5リバウンドを残していた。

 ところが、フランス到着後に行われた強化試合で出番が減少。カナダはルーゲンツ・ドート(サンダー)を先発起用し、マレーは20日のフランス代表戦でコートに立たず、22日のプエルトリコ代表戦はベンチから6分57秒の出場で無得点4アシスト1スティールに終わっていた。

 もっとも、『SPORTSNET』によると、マレーは体のどこかにケガを抱えているわけではないことから、チームメートたちとの連係を高めて、自身のコンディションが良好になれば、代表チームにおける出番も増える可能性がある。

 予選ラウンドを勝ち抜き、一発勝負の決勝トーナメントへ進むためにも、マレーが持ち前の得点力と勝負強さを発揮できるかは気になるところだ。

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