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自身初の五輪でギリシャの旗手を務めたヤニス・アデトクンボ「選手としてとても光栄」

母国のフラッグを掲げたアデトクンボ[写真]=Getty Images
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 7月27日、待望の「パリ2024オリンピック」開会式が開催され、式典には139人ものNBA・WNBA経験者が参加。中でも、男子アメリカ代表(FIBAランキング1位)を率いる“キング”レブロン・ジェームズ、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」でチーム史上初の金メダルに貢献した男子ドイツ代表(同3位)の司令塔、デニス・シュルーダーが旗手を務めたことで注目を集めた。

 そして、NBA選手で国旗を掲げたもう1人のNBA選手が男子ギリシャ代表(同14位)のヤニス・アデトクンボだ。“The Greek Freak(ギリシャの怪物)”の愛称を持つアデトクンボは、2013年のNBAドラフトでミルウォーキー・バックスに全体15位で指名されて以降、昨シーズンを含め11年間球団一筋でプレー。2021年にはチームに50年ぶりの優勝をもたらすなど、まさにクラブの顔といった存在だ。

 自身初のオリンピックというなか、ギリシャ代表で初めて旗手を務めた黒人アスリートとしても歴史を刻んだアデトクンボ。式典が始まる前、ギリシャのエースフォワードはオリンピックに出場すること、そして旗手を担うことへの想いを語っていた。海外メディア『USA TODAY』が伝えている。

抜群の安定感でOQT優勝に貢献したアデトクンボ[写真]=fiba.basketball

「このような大きな大会に参加し、世界最高のアスリートたちと一緒にいられることは、選手としてとても光栄です。家族は私や私の成し遂げた功績を誇りに思ってくれているし、ギリシャで初の黒人選手になることはとても名誉なことでしょう」

 7月初頭にパリ五輪の出場権をかけて戦った「FIBA男子オリンピック世界最終予選2024」では、ルカ・ドンチッチ擁するスロベニア代表(同11位)を破り、トーナメント決勝ではイビツァ・ズバッツダリオ・サリッチが率いるクロアチア代表(同30位)に勝利。1位のみに与えられるパリへの切符を手にし、アデトクンボはついに憧れのオリンピックに挑戦する。

「オリンピック、そしてオリンピック村の一部となり、最高のアスリートたちと一緒になりたいとずっと思っていました。これは私の夢でしたし、チームとともにプレーして達成できたことは、選手として、そして母国にとっても大きな瞬間でした」

 ギリシャはスペイン代表(同2位)、オーストラリア代表(同5位)、カナダ代表(同7位)と、強豪ひしめくグループAで予選リーグに臨む。ここから先も困難な戦いが予想されるが、アデトクンボには世界トップレベルのプレーを披露してもらい、バスケットボールだけでなく他競技の同胞も鼓舞するような役割が期待されるだろう。

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