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ウォリアーズのコーチ陣へ加わった“元選手”のスタックハウス「素晴らしい機会」

昨季までバンダービルト大で指揮を執ってきたスタックハウス[写真]=Getty Images
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 今夏ゴールデンステイト・ウォリアーズは、3シーズンに渡ってアシスタントコーチ(AC)を務めてきたケニー・アトキンソンがクリーブランド・キャバリアーズのヘッドコーチ(HC)へ就任したことで、2人のコーチが新たに加入した。

 1人はアトランタ・ホークス、ミルウォーキー・バックス、ポートランド・トレイルブレイザーズでHCを務めた経験があるテリー・ストッツ。66歳のベテランコーチは、シアトル・スーパーソニックス(現オクラホマシティ・サンダー)やダラス・マーベリックスでACを務めたこともある人物。

 そしてもう1人はジェリー・スタックハウス(元デトロイト・ピストンズほか)。名門ノースカロライナ大学出身のウイングプレーヤーは、NBAで18シーズンをプレーしてオールスターに2度選出され、レギュラーシーズン通算970試合でキャリア平均16.9得点3.2リバウンド3.3アシストを残した。

 昨シーズン。ウェスタン・カンファレンス10位の46勝36敗でレギュラーシーズンを終えたウォリアーズは、サクラメント・キングスとのプレーイン・ゲームを落としたことで3年ぶりにプレーオフ不出場。

 そこでマイク・ダンリービーJr.GM(ゼネラルマネージャー)とスティーブ・カーHCは、新たに加えるコーチに選手たちからリスペクトされ、ディフェンス面の指導において強気で行くことも恐れない元NBA選手にターゲットを絞っており、白羽の矢が立ったのがスタックハウスだった。

 7月30日(現地時間29日)に地元メディア『NBC Sports Bay Area』へ公開された記事のなかで、スタックハウスはウォリアーズとの面談をこう語っていた。

「マイクとスティーブは、元選手を加えることを模索していた。Dリーグ(現Gリーグ)やバンダービルト(大学)で、私のチームがディフェンスでやっていたことを見てくれていたんだ。私がメンフィスにいた当時のチームについてもね。だから今回のウォリアーズ入りは素晴らしい機会なんだ」

 2015-16シーズンにトロント・ラプターズ、2018-19シーズンにはメンフィス・グリズリーズのACを務めたスタックハウスは、2019-20から2023-24までの直近5シーズンをバンダービルト大のHCとして指揮を執ってきた実績もある。

 ディフェンスの指導において“フィジカル”をキーワードに挙げていたスタックハウスが、今シーズンからウォリアーズのACとして尽力していくこととなる。

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