2024.08.20
8月18日(現地時間17日)。元NBAプレーヤーのジェフ・ティーグ(元アトランタ・ホークスほか)のポッドキャスト番組“Club 520 Podcast”の最新エピソードが公開され、ゲストにバーノン・マックスウェル(元ヒューストン・ロケッツほか)が出演した。
現役時代に“マッドマックス”の愛称で親しまれた男は、NBAキャリア13シーズンで平均12.8得点2.6リバウンド3.4アシスト1.1スティールを残し、1994と1995年にはロケッツの2連覇に貢献したシューティングガード。
1980年代後半から2001年までプレーしてきたマックスウェルは、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)とも対戦してきたのだが、ドラゼン・ペトロビッチ(元ニュージャージー・ネッツほか)も恐ろしい選手だったと番組内で明かしていた。
「ペトロビッチか。あの野郎は並外れたヤツだった。俺はルディ・トムジャノビッチ(ロケッツ時代のヘッドコーチ)に言っていたよ。こいつをマイケル・ジョーダンのようにあしらってくれ、とね。彼はとんでもない選手だった」
さらに「彼とルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)を比較しているようなものだな」と聞かれて「そうだ。ルカもとんでもない選手だな」とマックスウェルは語っていた。
クロアチア生まれのペトロビッチは、NBAで4シーズンをプレーした196センチ88キロのシューティングガード。ネッツ時代の1991-92、1992-93シーズンにはいずれも平均20.0得点、フィールドゴール成功率50.0パーセント、3ポイントシュート成功率40.0パーセントをクリア。
1992年のバルセロナ・オリンピック(クロアチア)では“ドリームチーム”を送り込んだアメリカ代表相手にも奮戦。ユーゴスラビアとクロアチア代表の時代を合わせて、オリンピックで3つのメダル(銀2、銅1)、FIBA世界選手権(現ワールドカップ)では2つ(金1、銅1)、FIBAユーロバスケットでも2つ(金1、銅1)のメダルを獲得してきた。
1993年6月に28歳で他界したペトロビッチだが、2002年にバスケットボール殿堂入りし、背番号3はネッツの永久欠番になっている。NBAのコートで実際に対戦したマックスウェルも、この男のすごさを肌で感じたからこそ、リスペクトも込めて番組内で発言したのだろう。
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