2024.11.20
8月19日(現地時間18日、日付は以下同)。今年の10月にマサチューセッツ州スプリングフィールドで行なわれるバスケットボール殿堂入り式典へ出席する、レジェンドのマイケル・クーパー(元ロサンゼルス・レイカーズ)がポッドキャスト番組“Showtime Podcast with Michael Cooper”の最新エピソードを公開した。
そこでクーパーは、ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチについて持論を展開。「NBAプレーオフ2024」でマブスをファイナルまで導いたドンチッチは、キャリア6年目を終えた25歳ながら、現在5シーズン連続でオールスターとオールNBAファーストチームに選ばれているスーパースター。
昨シーズンは平均33.9得点で初の得点王に輝いたほか、9.2リバウンド9.8アシスト1.4スティールを残し、リーグ3位のトリプルダブル数(21回)を記録し、今年1月27日にはNBA歴代4位タイの73得点もたたき出した。
だが現役時代にディフェンダーとして知られ、オールディフェンシブチームに8度、1986-87シーズンには最優秀守備選手賞にも選ばれたクーパーは、引退後にNBAチームとWNBAチームでコーチを務めた経験もあり、ドンチッチについてこう話していた。
「ルカはほぼ毎晩、チームのためにトリプルダブルを残す。だが私からすれば遅すぎるんだ。彼がスコアラーじゃなかったら、私はカットするだろうね」
ディフェンスで相手チームのスコアラーたちとマッチアップしてきたクーパーは、レイカーズ一筋12シーズンで5度の優勝を経験。来年1月14日には背番号21が永久欠番になる男としては、ドンチッチのディフェンス面の働きが好ましくないようだ。
「彼のオフェンス面のすごさは認めるよ。けど私には彼が怠けていると映ってしまうんだ。だってディフェンスの時に急いで戻りはしないじゃないか」
201センチ104キロのドンチッチは、ステップバックスリーやジャンパー、ドライブ、ポストプレーで自在に点を取りつつ、チームメートたちの得点機会も演出するリーグ有数のプレーメーカー。マブスはこの男とカイリー・アービングを中心とした布陣で、昨シーズンに激戦区ウェスタン・カンファレンスを勝ち抜いた。
ドンチッチは頑強な体を駆使したディフェンスやルーズボールダイブなどで奮戦しているものの、クーパーが指摘したように、ディフェンス面でまだまだ改善の余地があることは事実。今夏クレイ・トンプソン、スペンサー・ディンウィディー(古巣復帰)、クエンティン・グライムズ、ナジ・マーシャルを加えたマブスで、今シーズンのドンチッチがディフェンス面でさらにハッスルすることができるか注目していきたい。
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