2024.06.19

ファイナルで敗退したカイリー「僕らはたくさんの疑問があるなかで答えを出してきた」

マブス在籍2年目を終えたカイリー[写真]=Getty Images
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■ウェスト5位からプレーオフを勝ち上がってファイナル進出を果たす

 ダラス・マーベリックスは2011年以来、球団史上3度目のNBAファイナル進出を果たしたものの、ボストン・セルティックスとのシリーズを1勝4敗で落とし、今シーズンを終えた。

 2022年にカンファレンス・ファイナル進出を飾るも、翌2023年にプレーオフ出場を逃していたチームは、ジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)の下でルカ・ドンチッチと昨シーズン途中のトレードで加入したカイリー・アービングを軸にチームを作り上げ、レギュラーシーズンをウェスタン・カンファレンス5位の50勝32敗でフィニッシュ。

 ウェスト第5シードとして迎えた「NBAプレーオフ2024」。マブスはファーストラウンドでロサンゼルス・クリッパーズ、カンファレンス・セミファイナルでオクラホマシティ・サンダーをそれぞれ4勝2敗で下し、カンファレンス・ファイナルではミネソタ・ティンバーウルブズを4勝1敗で撃破して頂上決戦へと駒を進めた。

 だがジェイソン・テイタムジェイレン・ブラウンというリーグ最高級のウイングデュオに加え、ドリュー・ホリデーデリック・ホワイトアル・ホーフォードクリスタプス・ポルジンギスといった有能な選手たちがそろうセルティックスとのシリーズでは唯一勝利した第4戦を除き、いずれも100得点未満に抑え込まれてしまった。

カイリーは古巣セルティックスの強固な守備に悩まされた[写真]=Getty Images

「残念ながら、ボストンが我々よりも良いチームだった」とキッドHCが試合後に話したとおり、チームとして積み重ねてきた時間の差が出てしまった部分もあるだろう。

 とはいえ、昨シーズンにプレーイン・トーナメント圏外へ沈んだマブスがプレーオフへ返り咲き、ファイナルまで勝ち上がると予想していた人は少なかったはず。ドンチッチとともにこのチームを引っ張ってきたカイリーはこう話す。

「自分たちにはどれほどの能力があるのか。今年はたくさんの疑問があるなかで僕らはその答えを出してきた。ここからはそれを一貫してやっていくことだ。たぶん先週言ったと思うけど、ここ数年リーグでは毎年新たなチャンピオンが生まれているから、僕は(マブスを)この時代でベストなチームの1つとして名を残したかった」

 フランチャイズ史上2度目の優勝には届かなかったものの、今シーズンのマブスは第5シードから大混戦ウェストを勝ち抜いたのだから、プレーオフで最も印象に残ったチームの1つとなったことは間違いない。

 幸い、マブスはドンチッチとカイリーを筆頭に、PJ・ワシントンダニエル・ギャフォードデレック・ライブリー2世、マキシ・クリーバー、ジョシュ・グリーンティム・ハーダウェイJr.、ジェイデン・ハーディといった選手たちが来シーズンも契約下にいる。スターターを務めたデリック・ジョーンズJr.、ベテランのマーキーフ・モリスが制限なしFA(フリーエージェント)になるものの、ファイナルまで勝ち上がったロスターの大部分をキープできる。

 ファイナルを終えたカイリーは「僕らとしてはポジティブに自分たちの未来を構築できる機会だと見ている」とも語っており、頂上決戦で敗れた悔しさを晴らすべく、来シーズンを迎えてほしいところだ。

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