2024.06.14

ファイナルで3連敗の窮地に陥ったマブスのドンチッチ「僕はなんとしてでも勝ちたい」

ファイナル第3戦でファウルアウトとなったドンチッチ[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 6月13日(現地時間12日、日付は以下同)にホームのアメリカン・エアラインズ・センターで臨んだ「NBAファイナル2024」の第3戦。ダラス・マーベリックスボストン・セルティックス相手に奮戦したものの、99-106でシリーズ初勝利には届かず、0勝3敗で相手に王手をかけられた。

 マブスはカイリー・アービングがゲームハイの35得点に3リバウンド2アシストの大暴れを見せ、ルカ・ドンチッチも27得点6リバウンド6アシストを奪うも、試合時間残り4分12秒にジェイレン・ブラウンと接触し、6ファウル目をコールされて痛恨のファウルアウト。

 ドンチッチにとって、ファウルアウトはプレーオフ通算48試合目で初。チームは第4クォーター序盤に背負った21点ビハインドを巻き返し、逆転まで肉薄していたこともあり、25歳のスーパースターは試合後にレフェリーについて聞かれると、こう不満を口にしていた。

「僕らはフィジカルにプレーできなかった。わからない。もう何も言いたくない。NBAファイナルの舞台で6ファウルだ。もっとうまくプレーしていくだけ」

 マブスはドンチッチがファウルアウトになった時点で3点を追う展開。そこからカイリーのジャンパーで残り3分37秒に1点差、カイリーのアシストからデレック・ライブリー2世のダンクが決まって残り1分20秒にも2点差まで詰め寄っていたため、もしドンチッチがコートに残っていれば、逆転できていたかもしれない。

 だが現実は0勝3敗となり、絶望的な状況へ追い込まれた。プレーオフの4戦先勝シリーズで0勝3敗に陥った156チームが、そこから4連勝を飾って逆転したことは皆無。

 それでも、ライブリー2世が「僕らが歴史を作らないといけない。コートに立って、危険な状況にあるんだという気持ちでプレーしないといけない」と語れば、ドンチッチも「終わるまでは諦めちゃいけない。僕らは信じないといけない」と前を向いた。

 ドンチッチがこれまでのNBAプレーオフシリーズで4連敗のスウィープを喫したことはない。14日のフィルムセッション後に「僕はなんとしてでも勝ちたい。それを正しいやり方で示すことができない時もある。けど僕は本当に勝ちたいんだ」と語ったドンチッチが、翌15日のファイナル第4戦でマブスをシリーズ初勝利へ導くことができるのか必見だ。

ルカ・ドンチッチの関連記事

NBAの関連記事