2024.03.29
8月29日(現地時間28日)に公開された『Ringer NBA』のポッドキャスト番組“Off Guard With Austin Rivers”へ、デンバー・ナゲッツのマイケル・ポーターJr.がゲスト出演した。
2018年のドラフト1巡目14位でナゲッツから指名されたポーターJr.は、ルーキーシーズン(2018-19)をケガのため全休。翌2019-20シーズンからデビューした208センチ98キロのフォワードは、2022-23シーズンにナゲッツの初優勝に貢献。
キャリア5年目の昨シーズンは自己最多81試合へ出場し、平均31.7分16.7得点7.0リバウンド1.5アシストに3ポイントシュート成功率39.7パーセント(平均2.7本成功)を残した。
ニコラ・ヨキッチ、ジャマール・マレーに次ぐナゲッツ3番手の得点源を務める26歳の先発フォワードは、元チームメートのオースティン・リバースへ現在の心境をこのように語っていた。
「ケガをする前、僕はバスケットボールがしたいと思っていた。けど今はちょっと違うんだ。仕事と感じてしまうことがある。けどバスケットボールは大好きだよ。できるだけ自由にプレーしていたいからね」
ヨキッチやマレーとの連係やトランジションから思い切りのいいショットでアグレッシブに攻め立てるポーターJr.は、当たり出したら厄介な選手の1人。「NBAプレーオフ2024」のファーストラウンドでは、ロサンゼルス・レイカーズ相手にシリーズ平均22.8得点8.4リバウンドにフィールドゴール成功率55.3パーセント、3ポイント成功率48.8パーセントの大活躍を見せた。
もっとも、ポーターJr.は2021年9月末にルーキースケールでマックス額の延長契約を締結したことで、高額年俸を受け取る選手の1人となり、自身のプレーにも影響を及ぼしているという。
「正直なところ、お金が絡むとゲームで楽しくプレーすることをちょっと難しくしてしまうことがある。マックス額の契約を結んだことで、すごく期待されるし、オールスターになるはずだとか、こうなるべきだと言われてしまうんだ」
ファンからすれば、超高額年俸を手にしているのだから、ポーターJr.へ多くを期待してしまうのは当然なのかもしれない。だがそれが選手にとってプレッシャーになることも事実。
とはいえ、昨シーズンのプレーオフでカンファレンス・セミファイナル敗退に終わったナゲッツは、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープがオーランド・マジック、レジー・ジャクソンがフィラデルフィア・セブンティシクサーズへ移籍して戦力ダウン。
新たにラッセル・ウェストブルックとダリオ・シャリッチらが加わったとはいえ、ナゲッツが今シーズンに成功を収めるためにはポーターJr.やクリスチャン・ブラウン、ペイトン・ワトソンといった選手たちのステップアップが不可欠となる。
そうしたタフな状況で、ポーターJr.が昨シーズンと同等あるいはそれ以上の活躍を見せることができるか、注目していきたいところだ。
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