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4度目のDPOYに輝いたゴベアに対してハワードは「エリート・ディフェンダーとは見ていない」

2021-22シーズンにレイカーズでプレーしていたハワード[写真]=Getty Images
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■昨シーズンにゴベアがウルブズで見せた働きは称賛も…

 昨シーズン、ミネソタ・ティンバーウルブズルディ・ゴベアは、リーグベストのディフェンシブ・レーティング(108.4)をマークしたチームの守護神となり、ウェスタン・カンファレンス3位の56勝26敗を残したチームの躍進に大きく貢献した。

 レギュラーシーズン終了後の投票で、ビクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ/計245ポイント)、バム・アデバヨ(マイアミ・ヒート/計91ポイント)を上回る計433ポイントを獲得して最優秀守備選手賞(DPOY)に選出。

 ゴベアはユタ・ジャズ在籍時の2017-18、2018-19、2020-21シーズンにも受賞しており、ドワイト・ハワード(元オーランド・マジックほか/3度)を超え、4度目のDPOYに輝いた。

マジック時代のハワード[写真]=Getty Images

 通算4度のDPOY受賞は、ディケンベ・ムトンボ(元アトランタ・ホークスほか)、ベン・ウォーレス(元デトロイト・ピストンズほか)と並んでNBA歴代最多タイ。32歳のゴベアは、NBAキャリアを終えるまでに彼らの記録を抜き、歴代単独トップに躍り出る可能性もある。

 そうした中、8月30日(現地時間29日)にハワードがギルバート・アリーナス(元ワシントン・ウィザーズほか)のポッドキャスト番組“Gil’s Arena”へ出演。ゴベアのディフェンス面のインパクトについて聞かれた38歳の元DPOYはこう話していた。

「彼はこれまでに選ばれてきたディフェンシブ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーに値しないと思う。彼は素晴らしいチームディフェンダーって気がするね。DPOYを獲得してきた時に彼がこなしていたことを見ると、ふさわしいとは思えない。俺は彼のことをエリート・ディフェンダーとは見ていない」

「彼はあくまでサイズのある男だということ。7フィート2インチ(218センチ/公称は216センチ)もあるんだ。そのサイズで、運動能力の高い選手たちとプレーするんだから、特に何もする必要はない。チームメートたちのミスを帳消しにするか、ペイント内に陣取っていればいい」

 これまでオールディフェンシブファーストチームに7度選ばれてきたゴベアは、その高さを駆使したリムプロテクションで相手チームに大きなダメージを与えてきた。

 一方のハワードは、マジック時代にオールディフェンシブチームへ5度選出されたほか、NBA史上唯一となる3シーズン連続のDPOYに輝いた実力者。高い身体能力を駆使して豪快に相手選手のショットを弾き飛ばし、ペイントエリアで恐れられた。

 ゴベアが自身の受賞回数を超えたことに対して嫉妬もあったのかもしれない。もっとも、昨シーズンにウルブズで見せたゴベアのディフェンスは高く評価していた。

「今年(昨シーズン)、彼はピック&ロールにも対処し、足を動かして守っていた。これまでよりも話していたし、実にアグレッシブだった。要はそれまでの数年のことだ。チームディフェンスのお陰でリーグが彼へあの賞を与えていたんだと俺は思うね」

 今シーズンでNBAキャリア12年目を迎えるゴベアは、優勝候補の一角ウルブズで不動の先発センターを務めるだけに、昨シーズンと同様にチームが好成績を残し、自身もディフェンス面で絶大な働きを見せることができれば、5度目のDPOYに輝く可能性もありそうだ。

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