2025.02.27

ヨキッチ率いるナゲッツがアシスト数でNBA歴代2位に相当するハイアベレージを記録中

平均トリプルダブルを残すヨキッチ[写真]=Getty Images
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 今シーズンのデンバー・ナゲッツは、2月26日(現地時間25日、日付は以下同)を終えた時点でウェスタン・カンファレンス3位の38勝20敗。2位のメンフィス・グリズリーズとはゲーム差なしで、首位オクラホマシティ・サンダー(46勝11敗)を8.5ゲーム差で追っている。

 ウェストは今シーズンも大混戦で、4位のロサンゼルス・レイカーズ(35勝21敗)と5位のヒューストン・ロケッツ(36勝22敗)がゲーム差なしで、グリズリーズとナゲッツとは2.0ゲーム差のため、レギュラーシーズン終盤まで熾烈な順位争いが展開される様相。

 そうした中、2022-23シーズンの王者ナゲッツは、1試合平均でリーグ12位の287.5本のパスを決めていて、そのうちニコラ・ヨキッチが同2位の77.9本のパスを繰り出している。

 今シーズンのヨキッチは、リーグ全体で2位の平均10.4アシストに加え、同3位の29.2得点、同3位タイとなる12.6リバウンドの“平均トリプルダブル”を残す大活躍でナゲッツをけん引している。

 もっとも、ナゲッツはヨキッチに加え、ラッセル・ウェストブルックが平均6.3本、ジャマール・マレーが同6.1本、アーロン・ゴードンが同3.2本のアシストを記録し、チーム全体でリーグトップの平均31.3アシストをマーク。

 この本数は、1978-79シーズンにミルウォーキー・バックスが残した平均31.24アシストを上回り、NBA歴代2位に相当するハイアベレージ。今シーズンのナゲッツを唯一超えているのは、1984-85シーズンにレイカーズがマークした平均31.4アシストのみ。

 このシーズンにリーグ制覇したレイカーズは、アービン“マジック”ジョンソンが平均12.6本、マイケル・クーパーが同5.2本、カリーム・アブドゥル・ジャバーが同3.2本、バイロン・スコットが同3.0本を残していた。

 ナゲッツは28日のバックス戦を含めて残り24試合。レイカーズが保持している記録を塗り替え、1シーズンにおけるNBA史上最多アシスト数の新記録を樹立できるか注目していきたい。

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