2025.06.26

シクサーズ球団社長がエンビードの現状を語る「とても熱心にリハビリへ取り組んでいる」

リハビリへ取り組むエンビード[写真]=Getty Images
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 6月26日(現地時間25日、日付は以下同)にバークレイズ・センターで開催された「NBAドラフト2025」初日。フィラデルフィア・セブンティシクサーズは、1巡目全体3位でベイラー大学1年のVJ・エッジコムを指名した。

 同大で今シーズンに平均15.0得点5.6リバウンド3.2アシスト2.1スティールを残したエッジコムは、194センチ88キロのガード。シクサーズの一員として迎える2025-26シーズンは、タイリース・マクシーポール・ジョージジョエル・エンビードらとスターター起用される見込みの即戦力候補。

 今シーズンのシクサーズは、主力の相次ぐケガに泣いたこともあり、イースタン・カンファレンス13位の24勝58敗に低迷し、プレーオフ連続出場が7シーズンで途切れた。

 今オフに仕切り直しを図りたいシクサーズは、ケリー・ウーブレイJr.アンドレ・ドラモンドエリック・ゴードンの来シーズンの契約がプレーヤーオプション、クエンティン・グライムズが制限付きFA(フリーエージェント)、カイル・ラウリーガーション・ヤブセレが制限なしFAとなる。

 来シーズンにシクサーズがプレーオフへ返り咲くためには、主力選手たちが健康体を維持することが重要。中でも今シーズンに左ヒザのケガに苦しみ、わずか19試合の出場に終わったエンビードの完全復活が必須となる。

 シクサーズのバスケットボール運営部代表を務めるダリル・モーリーは、今年4月に左ヒザの関節鏡視下手術を受けたエンビードとドラフトの数時間前に話したことを明かした。

「彼はとても熱心にリハビリへ取り組んでいる。コートへ戻るために、できることをこなしているよ。彼は今週、(担当の外科医と)ミーティングもした。今のところ、物事は順調に進んでいる」

 昨シーズンまで、3シーズン連続で平均30.0得点以上を誇ったエンビードは、今シーズン19試合の出場で平均23.8得点8.2リバウンド4.5アシストに終わっていただけに、31歳のビッグマンが本調子を取り戻すことになれば、シクサーズが再びイースト上位へ浮上する可能性は十分ある。

 NBAの2025-26シーズンは、10月22日に開幕を迎える。シクサーズはプレシーズン期間の同3日と5日にニューヨーク・ニックスと「NBAアブダビゲームズ2025」が組まれているため、9月にトレーニングキャンプが始まる。

 シクサーズはエンビードがキャンプに間に合うと見込んでいることから、来シーズンは健康体を手にしたエンビードがコートでプレーする姿を見ることができるかもしれない。

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