2025.10.01
9月30日(現地時間29日、日付は以下同)。NBAでは25チームのメディアデーが開催され、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズとルカ・ドンチッチ、ヒューストン・ロケッツのケビン・デュラント、デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチといったスーパースターたちが登場した。
その一方、ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボの姿はなく、zoomによるオンライン会見でメディア対応をこなした。30歳のフォワードは、新型コロナウイルス感染症の検査で陽性反応が出たことでアメリカへ向かえず、ギリシャで足止めされていた。
バックスとアデトクンボにとって朗報なのは、今週末にはアメリカへ向かう許可がおり、トレーニングキャンプへ途中参加してプレシーズンゲームにも出場できること。チームは10月7日からプレシーズンゲームが4試合組まれていて、23日のワシントン・ウィザーズ戦でレギュラーシーズンがスタートする。
2021年にバックスをリーグ制覇へ導いたアデトクンボは、今シーズンで在籍13年目。リーグトップレベルの実力者としての地位を確立した男は、自身2度目のチャンピオンシップ獲得にフォーカスしていると話していた。
「キャリアを通じてずっと言ってきたことと同じ。チャンピオンシップを勝ち獲るチャンスを与えてくれるチームの一員でいたい。ハイレベルで競うことを望まず、シーズンを4月に終わらせたいと思うのは、バスケットボールに対して、ゲームに対して不利益だと思う」
バックスは現在9シーズン連続してプレーオフへ駒を進めているものの、ここ3シーズンはいずれもファーストラウンド敗退。ケガで全休した年もあったとはいえ、アデトクンボは最高のレベルで戦って頂点に立つことを心底望んでいる。
「今回が初めてじゃない。去年も同じことを考えていたし、2年前だって同じことを考えていた。5年前もね。この思いが変わることはない。僕はベストな選手たちと競い合い、もう一度チャンピオンシップを勝ち獲りたいんだ」
今夏バックスはプレーオフでアキレス腱を断裂したデイミアン・リラード(現ポートランド・トレイルブレイザーズ)とウェイブ&ストレッチで決別し、ブルック・ロペスがロサンゼルス・クリッパーズへ移籍。
ボビー・ポーティスと延長契約を結んだほか、ケビン・ポーターJr.やトーリアン・プリンス、ギャリー・トレントJr.らとは再契約で呼び戻し、新たにコール・アンソニー、ギャリー・ハリス、さらには先発センターのマイルズ・ターナーをロスターに加えた。

バックスで先発センターを務めるターナー[写真]=Getty Images
開幕前の評価は決して高くはないものの、アデトクンボはポジティブに捉えていた。
「目の前のことに取り組むだけ。僕らは最高のチームだと思う。あまり注目されていないかもしれないし、多くの人が真に受けないかもしれない。けど僕らはすごく危険なチームだと思う」
バックスがイースタン・カンファレンス上位の戦績を残すためには、アデトクンボの大車輪の活躍が不可欠。ギリシャ出身のフォワードが、このチームへ多くの勝利をもたらすべく、チーム合流後にフル稼働していくことだろう。
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