2025.09.21
日本時間8月27日から9月15日にかけて行われた「FIBAユーロバスケット2025」で、ギリシャ代表のヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)は代表チームで初のメダルを獲得した。
ギリシャはトルコ代表との準決勝を落とすも、フィンランド代表との3位決定戦を92-89で制して銅メダルを手にした。大会最終戦で、ヤニスは30得点17リバウンド6アシスト2ブロックの大暴れを見せ、大会全体で2位の平均27.3得点、2位タイの10.6リバウンド、4.1アシスト1.1スティール0.9ブロックに加え、フィールドゴール成功率68.5パーセントで大会1位をたたき出し、オールスター5(大会ベスト5)に選出。
ギリシャ代表として見事なパフォーマンスを見せた30歳のフォワードは「ここまでの自分の人生で、たぶん最も偉大な成果だと思う」と誇らしげに語り、自身のプロバスケットボールキャリアに新たな勲章を加えた。
そうした中、18日(現地時間17日、日付は以下同)に放送された『ESPN』の番組“NBA Today”へ、元スペイン代表のレジェンドで、NBAで18シーズンをプレーしたパウ・ガソル(元ロサンゼルス・レイカーズほか)が出演。
オリンピックで2つの銀メダルと銅メダル1つ、2006年の「FIBA世界選手権」(現ワールドカップ)で金メダルを勝ち獲った男は、ユーロバスケットへ7度出場していずれもメダルを獲得した実績を持つ。
213センチ113キロのビッグマンは2009、2011、2015年に金メダル、2003、2007年に銀メダル、2001、2017年には銅メダルを獲得。2009年と2015年は大会MVPに輝き、7大会すべてでオールスター5入り。計58試合へ出場し、ユーロバスケットの歴代最多となる通算1183得点を残してきた。
「スペインのパウは違ったね。自分の国のためにプレーするのは特別なんだ。国、そこに住む人たち、ファンのみんなを代表するのはスペシャルなこと。なかでも代表チームでプレーする時は特にね」
スペイン代表チームで長年活躍してきたレジェンドは、自身のキャリアをそう振り返り、NBAで現役トップレベルながら代表チームでプレーを続けるヤニスのことを称えていた。
「私は彼が見せる感情が大好きでね。彼が自分の国のことをどれだけ愛しているか、そこにあるプライドに献身、代表チームに入って責任をもってプレーするところが大好きなんだ」
ヤニスが所属するバックスは30日にメディアデー、同日にトレーニングキャンプがスタートするため、ユーロバスケット終了から約2週間でNBAの新シーズンを始動していく。タフなスケジュールではあるものの、ヤニスがユーロバスケットで見せた姿は、ガソルにとっても印象的だったようだ。
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