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パリ五輪決勝後に言葉を交わしていたデュラントとウェンバンヤマ…その内容が明らかになる

五輪決勝戦直後、言葉を交わすデュラント(左)とウェンバンヤマ(右) [写真] = Getty Images
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 8月11日(現地時間10日、日付は以下同)、パリオリンピック男子バスケットボール決勝が行われ、アメリカ代表がフランス代表を破り金メダルを獲得した。大会前の強化試合では2勝4敗と苦戦していたフランスだったが、終わってみれば“王者”アメリカに対し気迫あふれる試合展開を見せた上での銀メダルという輝かしい成績を残した。

 開催国というプレッシャーの中で若干20歳にしてフランスの快進撃を支えたビクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)は、決勝戦で敗れた直後、涙をこらえることができなかった。アメリカとフランスの両選手が試合の健闘を称え合う中、ケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)が悔し泣きするウェンバンヤマを呼びかけ、言葉を交わす姿が中継されている。

 15日にフランスのテレビ番組に出演したウェンバンヤマは、この場面について質問され、笑いながら次のように振り返った。

「彼(デュラント)は子供の頃からの憧れだけど、改めて大好きな選手になった。あの場面では、お互いに励ましと称賛の言葉を交わしたよ。あと、僕から『あなたから学んで、秘密のスキルを1つか2つ盗みたい』ってはっきり伝えたんだ」

 スリムなシルエットや長いウイングスパンといった身体的特徴に加えて高い得点能力を備えるウェンバンヤマは、デュラントとなぞらえて語られることが少なくない。カーメロ・アンソニー(元ニューヨーク・ニックスほか)もウェンバンヤマを「デュラントの進化版」と表現している。

 また、デュラントもウェンバンヤマの将来に大きな期待を寄せている。昨シーズンのオールスターで会見に臨んだ際、ウェンバンヤマについて以下のようにコメントした。

「彼はこれからNBAに慣れていき、ますます支配的な選手になっていくだろうね。幸い僕はそのうち引退するから、彼の支配するゲームに対処しなくてすむようになるけど。彼が試合を追うにつれて自身のプレーを確立していく様子は、見ていて楽しいよ」

 お互いを認め合う関係にあるデュラントとウェンバンヤマ。NBAが16日に発表したスケジュールによれば、2025年2月21日にはデュラントの母校テキサス大学でサンズとスパーズの対戦が予定されている。オリンピック決勝で見せた両者の熱い戦いが、NBAの舞台で再び繰り広げられるだろう。

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