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ウェンバンヤマ、スパーズと5年の契約延長…王朝構築に向けスーパーマックスを譲歩か

スパーズウェンバンヤマが延長契約に合意 [写真] = Getty Images
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 サンアントニオ・スパーズビクター・ウェンバンヤマが、球団と5年総額2億5200万ドル(1ドル=161円換算で約407億円、為替換算は以下同)のルーキーマックス延長契約に合意した。7月11日(現地時間10日)、現地メディア『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者が報じている。

 報道によると、今回の契約は5年目をプレーヤーオプションとする一方、条件を満たした場合に総額を引き上げる「スーパーマックス」のエスカレーター条項は盛り込まれなかったという。

 ウェンバンヤマは、来シーズンにMVPやDPOY(最優秀守備選手賞)の受賞、またはオールNBAチームへの選出を果たせば、シーズン終了後に契約総額が約3億300万ドル(約488億円)まで引き上がるスーパーマックスの資格を得られる可能性が高いとみられていたが、今回はその条件をあえて見送ったことになる。

 同記者によると、スパーズはウェンバンヤマ側に30%スーパーマックス(サラリーキャップの30%を上限とする契約)を含む複数の契約プランを提示。しかし、ウェンバンヤマは自身を中心に長期的な優勝争いができるロスターを維持しやすくするため、あえてサラリーキャップの25%を上限とするマックス契約を選択したという。

 契約合意後、ウェンバンヤマは自身のSNSで、「スパーズ・ファミリー、僕はここに残るよ。必要なことは何でもする」と投稿し、球団への強い忠誠心を示した。

 この決断については、2026年のNBAチャンピオンとなったニューヨーク・ニックスのジェイレン・ブランソンを重ねる声も上がっている。ブランソンは2024年に満額契約より低い条件で契約延長に応じ、チームに戦力補強の余地を残した。その結果、ニックスは厚い選手層を維持し、53年ぶりのNBA制覇を達成している。

 22歳のウェンバンヤマは、NBAファイナルでニックスに敗れた直後、「経験という意味では、本当にすごい1年だった。1回のプレーオフと1シーズン、そしてこの18か月で、これ以上ないほど多くを学び、経験を積めたと思う。厳しい時間だったけど、その分たくさんの教訓を得られた」と振り返っていた。

 2025-26シーズンは64試合に出場し、平均25.0得点11.5リバウンド3.1アシスト3.1ブロック1.0スティールを記録。NBA史上最年少かつ創設以来初となる満票でのDPOY受賞を果たした。さらに、オールNBAファーストチームやオールスター先発にも名を連ね、ブロック王にも輝くなど、リーグを代表するスーパースターへと成長を遂げている。

 スパーズはウェンバンヤマの“譲歩”によって、ディアロン・フォックスステフォン・キャッスル、ディラン・ハーパーといった中核メンバーを維持しながら、さらなる戦力補強を進められる可能性が高まった。球団の未来を見据えたエースの決断が、今後のロスター構築にどのような影響をもたらすのか、大きな注目が集まりそうだ。

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