2026.06.11
サンアントニオ・スパーズは「NBAファイナル2026」でニューヨーク・ニックスに1勝4敗で敗れ、リーグ制覇まであと一歩届かなかった。ビクター・ウェンバンヤマはシリーズを通じて圧巻のパフォーマンスを披露したが、チームを優勝へ導くことはできなかった。
そんなウェンバンヤマに対して、かつてNBAを支配したレジェンドのシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか、以下「シャック」)が現地番組に出演し、エールを送っている。
「ウェンビーには敬意を持って言うが、彼がどれだけ優れた選手であっても、もっと強くならなければいけない」
シャックは、このシリーズからウェンバンヤマが学ぶべきことのひとつが“フィジカルの強化”であると指摘。史上最強のセンターの一人であるシャックは、ウェンバンヤマが相手のフィジカルに苦戦していたとし、具体的な場面を例に挙げた。
「支配的なビッグマンになると、相手は必ず体をぶつけてくる。そして彼は、そのプレッシャーに対応しきれない場面が何度もあった。例えば、ミッチェル・ロビンソンにオフェンスリバウンドを取られた場面だ。彼がこの夏に何をするかは分からないが、間違いなくウェイトルームに通って、もっと体を強くしなければならない」
ウェンバンヤマは身長224センチながら、登録体重は235ポンド(約107キロ)。スパーズの若きエース自身も、さらなる肉体強化が必要であることは十分に理解しているはずだ。まだ22歳と若く、成長の余地は計り知れない。また、敗戦後の振る舞いからも分かるように、精神面においても今回のファイナルは大きな学びの場となっただろう。
シャックは1992年のNBAドラフト全体1位指名でオーランド・マジックに入団。3年目の1994-95シーズンにはアンファニー・ハーダウェイとともにチームをけん引し、マイケル・ジョーダン率いるシカゴ・ブルズを破ってNBAファイナルへ進出した。しかし、ヒューストン・ロケッツに4連敗を喫し、悲願の優勝には届かなかった。その後、1996年にロサンゼルス・レイカーズへ移籍すると、2000年から2002年まで3連覇を達成し、リーグを支配する存在となった。
ウェンバンヤマも、3年目となる今シーズンにNBAファイナルで悔しい思いを味わった。若き日に大舞台で敗北を経験したシャックだからこそ、その先に待つ栄光を見据えたアドバイスを送ったのかもしれない。今回の悔しさを糧にさらなる進化を遂げることができれば、シャックがそうだったように、近い将来ウェンバンヤマがNBAを席巻する時代が訪れることになるだろう。
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