1時間前

男子日本代表がアジア大会へ向け始動…吉本泰輔が指揮を執り山﨑一渉ら若手中心で合宿開始

アジア大会で指揮を執る吉本HCが日本生命カップの展望を語った [写真]=バスケットボールキング
バスケットボールキング編集部

 8月1日、日本バスケットボール協会(JBA)は男子日本代表の強化合宿を公開した。合宿初日となったこの日は、Bリーグでドラフト1位指名を受けた山﨑一渉東京サンロッカーズ)をはじめ、シアトル大学の川島悠翔、帰化枠のアレックス・カーク川崎ブレイブサンダース)らが参加。今合宿に招集されたメンバーは、8月9日と10日にSAGAアリーナで開催される「日本生命カップ2026 (佐賀大会) バスケットボール男子日本代表国際試合」を戦い、その後「第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)」に出場する。

 チームは桶谷大ヘッドコーチが総責任者を務めるが、今回のアジア競技大会および前哨戦となる日本生命カップでは、吉本泰輔アシスタントコーチがメインで指揮を執る。練習後のメディア対応では、両氏がチームづくりの方針や大会に向けた展望を語った。

 吉本コーチはチーム作りについて「トップ(A代表)と同じようなシステムにしていきたい。とにかくアグレッシブ(積極的)に、プロアクティブ(主体的)に、コンピート(競争)できる集団を作っていく」と方針を明かした。さらに「ウィニング・カルチャー(勝つ文化)を作っていくには、勝つことを目的にしていかないといけない」と語り、勝利への強いこだわりを見せる。

 戦術面では日本の武器である機動力を活かし、「パスを早く回してスピード感のあるオフェンスを展開したい。ディフェンス面でも足のある選手たちなので、アクティブにいける」と言及。吉本コーチは「選手を近くで見て理解し、能力を最大化できるチームを作りたい」と述べ、個々の強みを活かして攻守両面で連動するスタイルを目指す。

桶谷HCはサポート役に回る [写真]=バスケットボールキング

 一方、サポート役に回る桶谷HCは「僕はベンチに入って、少し違った視点からチームを見てみる」と語り、若手中心のメンバーの底上げに大きな期待を寄せる。

 今合宿に参加しているメンバーについて、桶谷HCは「サッカーのU-23で活躍した選手がA代表に入っていったように、このチームにもA代表に入れる実力のある選手がいる」と言及。さらに「チームが勝つことがすべて。勝つために確率が高いチームを作るために選手を選んでいる」と語り、今大会のパフォーマンス次第では、直近に控えるFIBAワールドカップ2027アジア地区予選「Window4」のメンバーに招集する可能性についても「入ってこれる選手がいれば、招集したい」と明言した。

 メディア対応の中で、吉本コーチは7月28日に発生した「令和8年熊本地震」について言及。隣県の佐賀で行われる日本生命カップに向けて次のように語った。

「今、苦しい状況にいる人たちがたくさんいると思う。僕たちが九州に行って試合をすることで、少しでも元気付けというか、試合を見ている間だけでも苦しい状況を忘れられるような時間を作ることができればうれしい。それは僕たちの大事なミッションだと思っている」

 チームは9日に開幕する佐賀大会を経て、9月のアジア競技大会へと向かう。

文=入江美紀雄(バスケットボールキング編集部)

男子日本代表の関連記事

日本の関連記事