2019.10.17
9月1日、大会2日目となった「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019」(以降、W杯)では、グループFの2試合が行われた。
ブラジル対ニュージーランドは、第3クォーターで28-12と突き放したブラジルが102-94で勝利。ギリシャ対モンテネグロの試合は前半で42-16と一気に勝負を決めたギリシャが85-60で制した。
ギリシャはニコラ・ブーチェビッチ(オーランド・マジック)擁するモンテネグロのフィールドゴール成功率をわずか34.3パーセント、3ポイント成功率も26.3パーセントに抑え込む好ディフェンスを披露。オフェンスでは4選手が2ケタ得点を挙げるバランスの良さで快勝。
このギリシャには昨季のシーズンMVPに輝いたヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)がいるのだが、この試合では約16分のプレータイムで10得点8リバウンド1アシスト2スティール1ブロックを残して勝利に貢献している。
もっとも、アデトクンボという世界的に有名なスーパースターがいるとはいえ、ギリシャは決してこの男のワンマンチームではない。
ロースターには兄タナシス(バックス)をはじめ、コスタス・パパニコラウ(元ヒューストン・ロケッツほか)、ヨーゴス・パパヤニス(元サクラメント・キングスほか)、ニック・カラテス(元メンフィス・グリズリーズ)といった元NBAプレーヤーと、ユーロリーグなどで活躍する選手たちがおり、FIBAランキング8位という世界屈指の強豪である。
9月2日(同1日)に『EuroHoops』へ掲載された記事の中で、アデトクンボも「僕らはすばらしい選手たちが集まったグループだと思う。彼らは良い選手たちであり、それが最も重要なことなんだ」と語ると、こう続けた。
「このチームには限界なんてないんだ。すばらしい選手たちがそろっているからね。僕らはハードにプレーを続けていかなきゃいけないけど、彼らは(ユーロリーグなどの)ビッグクラブでプレーしている選手たちであり、すばらしい経験を持っている。僕らが100パーセントの力を注ぎ込めば、きっといい結果を残すことができるさ」。
とはいえ、やはり気になるのは情け容赦ないプレーでリングを強襲するアデトクンボがアメリカ代表に立ち向かうゲーム。9月6日から幕を開けるセカンドラウンドで、グループFの上位2チームはアメリカやトルコ、チェコ共和国、日本が入るグループEの上位2チームと7日から対決することとなる。
そのため、ファーストラウンドを突破した順位次第で、ギリシャ対アメリカという対戦カードが実現する可能性はある。だが、アデトクンボは先のことは考えず、目の前の試合に集中していく姿勢を崩していない。
「僕らは今、アメリカ代表チームについては考えていない。僕らは(モンテネグロ相手に)すばらしい勝利を収めたこと、もっといいプレーができることについてフォーカスしているんだ。次の相手はブラジル(FIBAランキング12位)だから、翌戦にフォーカスしていかなきゃ。アメリカ代表との試合はまだまだ遠い。1つ1つのゲームで、着実に勝利をもぎ取っていくだけさ」とアデトクンボ。
3日に行われるギリシャ対ブラジル戦は、グループFにおける頂上決戦と言っていい好カード。優勝候補の1つに挙がるギリシャ代表が、ブラジルとどのようなゲームを見せるのか。まずはこの2チームによる対決を楽しみたいところだ。
バスケットボールも
「WINNER」の対象!
Bリーグやバスケワールドカップはスポーツくじ「WINNER」の1試合予想・優勝予想の対象です。※一部試合は対象外
「ドコモスポーツくじ」での購入なら、dポイントが貯まる・使える!
「ドコモスポーツくじ」は、専用サイトを通じて、日本スポーツ振興センター(JSC)が提供する「WINNER」「toto」「BIG」などのスポーツくじを、簡単に購入できる株式会社NTTドコモ(ドコモ)のサービス。
くじ購入にdポイントを利用できるほか、購入金額に応じて100円あたり1ポイントのdポイントを貯めることができるから、スポーツくじを買うなら、dポイントが貯まる「ドコモスポーツくじ」を使ったほうがおトク!
2019.10.17
2019.09.21
2019.09.15
2019.08.31
2019.08.20
2019.08.03