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9月1日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」2次ラウンド・グループKの初戦が行われ、オーストラリア代表(FIBAランキング3位)がスロベニア代表(同7位)と激突した。
試合開始から相手エース、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)の対応に苦しみ、18-28と10点ビハインドで第1クォーターを終えたオーストラリア。第2クォーター以降は接戦を演じていたが、最終クォーターではマイク・トビーらを中心とした連携に気おされ、2ケタビハインドを返すには至らず、80-91で惜敗した。
2勝2敗となったオーストラリアは、3日の試合を前に2次ラウンド敗退が確定。同国を率いたヘッドコーチのブライアン・ゴージャン氏は、「チームの若さは事実であり、プレースタイルも変化している途中だ」と、チームの出来も踏まえつつスロベニア戦を振り返った。大手メディア『FOX Sports』が伝えている。
ジョシュ・ギディー(オクラホマシティ・サンダー)やジョシュ・グリーン(マブス)など、これからを背負う若い選手が多く揃っているオーストラリア。ゴージャンHCも「(ダイソン・)ダニエルズ(ニューオーリンズ・ペリカンズ)はかなり良かった。それに、ジョック・ランデール(ヒューストン・ロケッツ)もここに加わる」と、次世代のプレーヤーたちに期待を寄せている。
1次ラウンドのドイツ代表(同11位)との一戦では、開幕から0-8のランを許したことでゴージャンHCはチームを叱責。ゲームの出だしが悪いことに苦言を呈していたが「この先、いくつか大きな決断を迫られるが、私は目の前にあるこの状況が好きなんだ」と、今後のチーム育成に前向きな姿勢を見せている。
「メダルのランキングで上位のチーム、スロベニアやドイツがそれにあたりますが、彼らは3位以上に入りうるでしょう。我々はまだ、その一歩手前にいます」
スロベニア戦については、「我々のプレーが悪く、オフェンス面でも不安定だった」とチームのパフォーマンスを評価したゴージャンHC。「多くのことを学んだ。攻防両面でプレースタイルを変えていく過程にあると思う。全員が敗退に落ち込んでいるが、この先どうなるか楽しみだ。今大会を終えたあとには、間違いなく明確なイメージをつかめているだろう」。
オーストラリアは来年に開催されるパリオリンピックの出場権を確保しており、今大会のリベンジを果たす機会が目の前にある。残りのゲームも気を抜かず、全力で今大会を走り切ってもらいたい。