2024.09.11
9月1日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」2次ラウンド・グループLの初戦が行われ、ラトビア代表(FIBAランキング29位)が前回大会王者・スペイン代表(同1位)と対戦した。
29-32と3点ビハインドで試合を折り返したラトビア。第3クォーターでは0-14のランを受けるなど苦しい時間が続いたが、一転して第4クォーターはラトビアに流れが傾く。試合時間残り約5分に3ポイントシュートで同点に追いつくと、スティールから得点シーンを連発し、リードを維持してボールをコントロール。最後はフリースローを確実に沈め、最終スコア74-69で大金星を挙げた。
試合後の記者会見には、3本の3ポイントシュートを含むゲームハイ16得点を挙げたダービス・ベルターンス(オクラホマシティ・サンダー)が出席し、「試合ごとに異なる選手が活躍できるのが、僕たちの最大の武器だ」と、スペイン戦を振り返っている。
「誰がスコアリーダーになるとか、誰が最も多くシュートを決めるとか、そんなことは気にしてない。活躍するのが誰であれ、相手がどんなプレーをしてきても、僕らはただ、試合に身を任せるだけさ」
カナダ戦で長距離砲は7本中1本のみの成功に終わっていたベルタンスだが、スペイン戦では持ち前のシュート力を存分に発揮。2ケタ得点を挙げた5名を含め、スペイン戦の勝利に貢献したチームメンバーに、ともに会見へ出席したルカ・バンキヘッドコーチは賞賛の言葉を贈っている。
「第3クォーターでチームがぐらつく瞬間もあったが、よく踏みとどまった。リードが14回も入れ替わる非常にタイトなゲームだった。ヨーロッパ、かつ世界でも王者になった強豪国と競い合った選手たちを、とても誇りに思う」
ラトビアがスペインに、そしてブラジル代表(同13位)がカナダ代表(同15位)したことで、グループLは4チームが3勝1敗で並ぶ大混戦に。ラトビアは次戦でブラジルと激突するが、前回大会王者を撃破した勢いそのままに、準々決勝進出を決めてもらいたい。
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