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9月7日(現地時間6日)、WNBAプレーオフ2022のセミファイナルが行われ、シアトル・ストーム(レギュラーシーズン4位)がラスベガス・エーシズ(同1位)と対戦。シリーズ3敗目を喫したストームはプレーオフ敗退となり、今シーズン限りでの引退を表明していたスー・バードが現役最後の試合を終えた。
WNBAのプレーオフはレギュラーシーズンの上位8チームが出場。1回戦は2戦先勝方式で行われ、セミファイナルとファイナルは3戦先勝方式で実施される。
ストームは1回戦で町田瑠唯が所属するワシントン・ミスティックスに2連勝し、セミファイナルへ進出。リーグ首位であるエーシズとのシリーズ初戦で、バードは2得点12アシストをマークすると、ストームが76-73と敵地での接戦を制す。しかし、続く第2戦を73-78で惜しくも落とし、シリーズは1勝1敗に。
戦いの場所をホームのシアトルに移した第3戦、試合はオーバータイムへともつれる激闘となる。バードは42分44秒のプレータイムで17得点8アシストと存在感を発揮したが、延長戦でエーシズに突き放され、98-110で敗戦。バードは第4戦でも8得点8アシストを挙げると、試合は再び拮抗した展開に。しかし、最後は92-97で敗れ、ストームは今シーズンを終えた。
We've been so lucky to watch you for 21 years.
Thank you, Sue.
💚💛 Love, Seattle#ThankYouSue x #TheFinalFlight pic.twitter.com/8xPMNm5h2u
— Seattle Storm (@seattlestorm) September 7, 2022
現在41歳のバードは、175センチ68キロのポイントガード。2002年のWNBAドラフトで全体1位指名を受けてストームに入団すると、2013年と2019年を除く計19シーズンでプレーし、キャリア21年目となる今シーズンは、平均7.8得点6.0アシスト1.2スティールと活躍した。
WNBAのオールタイムアシストリーダーでもあるバードは、ストームで2004年、2010年、2018年、2020年と計4度のWNBA優勝を果たすと、13回のオールスターにも選出。さらに、アメリカ代表としては、2004年のアテネオリンピックから、昨年の東京オリンピックまで大会5連覇を達成し、5度の金メダル獲得を成し遂げた。
3連敗を喫してチームはセミファイナル敗退となったが、バードはシアトルのファンの前で現役最後の試合を終えることとなった。長年シアトルの象徴的存在として活躍したレジェンドは、21年の輝かしいキャリアに幕を下ろした。