2024.08.31

その実力は“カリー級”、ケイトリン・クラークが自己最多31得点でフィーバーを快勝に導く

リーグ記録を塗り替える活躍を見せたクラーク[写真]=Getty Images
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 8月31日に開催されたWNBAインディアナ・フィーバー対シカゴ・スカイの一戦。今年のドラフトで全体1位指名を受けたケイトリン・クラークがキャリアハイ31得点、リーグ史上初となる1シーズンで5度目の20得点10アシストを達成し、フィーバーの勝利に貢献した。

「女性のステフィン・カリー」と称されるように、シュートレンジの広さと決定力で類まれな実力を発揮しているクラーク。アイオワ大学では主力ガードとしてチームをけん引し、4月に開催されたNCAAトーナメントの女子決勝に進出すると、平均視聴者数は男子決勝を超える1890万人を記録した。

 スカイには大学時代からしのぎを削るエンジェル・リースが在籍しており、2人の対決には全米が注目。出だしこそ苦しんだフィーバーだったが、クラークが個人技やアシストでオフェンスを加速させていき、代名詞の3ポイントシュートも沈めていく。47-42とフィーバーの5点リードで終えると、後半は点差を広げ続けて100-81と快勝を収めている。

 クラークは32分25分にわたって出場し、31得点4リバウンド12アシストをマーク。得意の3ポイントは9本中5本を沈め、フィールドゴール成功率57.1パーセント(14本中8本)と確率良く得点を奪った。

 開幕してから約3カ月が経過し、現地9月22日にはプレーオフが始まるWNBA。フィーバーも現時点でリーグ6位とポストシーズンの進出圏内に入っており、今シーズンはクラークの活躍を長く楽しむことができそうだ。

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