2024.08.31
インディアナ・ペイサーズやポートランド・トレイルブレイザーズなどでパワーフォワード兼センターとして活躍したデイル・デイビスを父に持つトレイス・ジャクソン・デイビスは、まずまずのルーキーシーズンを送った。
2023年のドラフト2巡目全体57位でワシントン・ウィザーズから指名された206センチ111キロのビッグマンは、ドラフト後のトレードでゴールデンステイト・ウォリアーズへ移籍。
キャリア1年目の2023-24シーズン。ジャクソン・デイビスは68試合へ出場し、平均16.6分7.9得点5.0リバウンド1.2アシスト1.1ブロックにフィールドゴール成功率70.2パーセントを残し、計113本のダンクをたたき込んだ。
ウォリアーズはウェスタン・カンファレンス10位の46勝36敗でレギュラーシーズンを終え、サクラメント・キングスとのプレーイン・ゲームを落としたことで3年ぶりにプレーオフ不出場で昨シーズンを終えた。
それでも、24歳のビッグマンはポジティブに捉えていた。8月31日(現地時間30日)に『Daily Journal』へ公開された記事の中で、ジャクソン・デイビスはこう話していた。
「僕らに必要なのは、シーズン終盤にやっていたことを継続していくこと。このチームにはピースがそろっている。ただ、健康体を維持し、チームとして成長を続けていかないといけない」
ウォリアーズは昨シーズンを27勝12敗で締めくくり、最後の12試合では10勝2敗を残していた。ジャクソン・デイビスは今夏ブランディン・ポジェムスキーらとともにセレクトチームとしてパリオリンピックで金メダルを獲得したアメリカ代表のトレーニングキャンプで練習相手を務めるなど貴重な経験を積んだ。
今夏ウォリアーズはクレイ・トンプソン(現ダラス・マーベリックス)、クリス・ポール(現サンアントニオ・スパーズ)、ダリオ・シャリッチ(現デンバー・ナゲッツ)を失うも、カイル・アンダーソンやバディ・ヒールド、ディアンソニー・メルトンらを補強。
そしてもちろん、ステフィン・カリー、ドレイモンド・グリーン、アンドリュー・ウィギンズといったコアメンバーの多くもロスターに残っており、先発センターとして期待される2年目のビッグマンは現有戦力に自信を見せていた。
「このチームの全員がそろえば、僕らは依然として倒すのが本当に難しいチームなんだ。ウチには(カリーという)トップ5プレーヤーで歴代最高のシューターがいる。それに歴代最高級のディフェンシブ・プレーヤー(グリーン)がいる。彼の持つ(バスケットボール)IQには誰も敵わない。チームにこの2人がいて、その周囲にシュートやパスができる選手たちがいる。だから倒すのはタフだと思うね」
ウォリアーズが2シーズンぶりにプレーオフへ返り咲くためには、選手たちが健康体を維持することが必須。ベテラン陣の活躍に加え、ジャクソン・デイビスら若手のステップアップも期待したいところだ。
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