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「君はどこにも行ったりはしない」…ウォリアーズのポジェムスキーがGMの言葉を明かす

昨季上々のルーキーシーズンを送ったポジェムスキー[写真]=Getty Images
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 今夏ゴールデンステイト・ウォリアーズは、6チーム間の大型サイン&トレードでクレイ・トンプソンをダラス・マーベリックスへ放出し、フリーエージェント(FA)のカイル・アンダーソンバディ・ヒールドを獲得した。

 FA戦線ではディアンソニー・メルトンと契約した一方、クリス・ポールがサンアントニオ・スパーズ、ダリオ・シャリッチがデンバー・ナゲッツへ移籍。

 昨シーズンにウェスタン・カンファレンス10位の46勝36敗でレギュラーシーズンを終えたウォリアーズは、サクラメント・キングスとのプレーイン・ゲームを落としたことで3年ぶりにプレーオフから遠ざかった。

 そのため、ステフィン・カリーがトップレベルを維持できる期間にもう一度リーグ制覇を目指すべく、大物選手をトレードで獲得する噂が流れ、ユタ・ジャズのラウリ・マルカネンがその筆頭候補に挙がっていた。

 だが結局マルカネンはジャズと延長契約を締結し、ウォリアーズはカリー、ドレイモンド・グリーンアンドリュー・ウィギンズらと新加入選手たちが中心となって今シーズンを迎える様相となっている。

 ちなみに、今夏ロスターの中でトレード候補の1人に浮上していたのがブランディン・ポジェムスキー。196センチ92キロのウイングプレーヤーは、ルーキーシーズンに74試合へ出場し、平均26.6分9.2得点5.8リバウンド3.7アシストに3ポイントシュート成功率38.5パーセント(平均1.2本成功)をマーク。

 オールルーキーファーストチームにも選ばれた21歳の若手は、カリー、ウィギンズ、グリーン、同じく2年目のトレイス・ジャクソン・デイビスとともに今シーズン先発起用される見込みとなっている。

 もっとも、もともと球団はポジェムスキーをトレードすることは考えていなかったという。今年のドラフト間際。ウォリアーズの練習施設でワークアウトをしていたポジェムスキーに対し、マイク・ダンリービーJr.GM(ゼネラルマネージャー)がこう話していたと8月29日(現地時間28日)に『The Athletic』が報じていた。

「多くのチームが君について連絡してきている。彼らは君のことを欲しがっている。だが君はどこにも行ったりはしない。我々のチームにいる」

 ダンリービーJr.GMからそう言われたポジェムスキーは、さらにこう明かしている。

「彼が言ってきたんだ。『何も心配しなくていい。君はこのチームで重要な選手だからだ』とね。僕はそれを聞いて感謝したよ。新人で、2年目を迎える僕に対して、一流の組織からそう耳にしたんだから」

 NBAではスター選手であろうと他チームへトレードされてしまう厳しい世界。NBA1年目を終えた選手がキャリア2年目を前に移籍するケースも十分あり得るだけに、ポジェムスキーにとってはフロントから「重要な選手」と言われたことは、今シーズンに向けて大きなモチベーションとなるのではないだろうか。

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