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マブス期待の新戦力トンプソン「僕がチームに欠けているピースを補うことができる」

今夏ウォリアーズからマブスへ移籍したトンプソン[写真]=Getty Images
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 8月29日。今夏ゴールデンステイト・ウォリアーズからダラス・マーベリックスへ移籍したクレイ・トンプソンが、新天地でうまくフィットできると自信を見せていたと『qwik11hoops』が報じた。

 昨シーズン。マブスはガードのルカ・ドンチッチカイリー・アービングというオールスターデュオを中心とした布陣で戦い、「NBAプレーオフ2024」でウェスタン・カンファレンスを勝ち上がって「NBAファイナル2024」へ進出。

 だがボストン・セルティックスとの頂上決戦では1勝しかできず、1勝4敗で敗退。2011年以来、フランチャイズ史上2度目のリーグ制覇は来年以降にお預けとなった。

 今夏チームはデリック・ジョーンズJr.(現ロサンゼルス・クリッパーズ)、ジョシュ・グリーン(現シャーロット・ホーネッツ)、ティム・ハーダウェイJr.(現デトロイト・ピストンズ)が退団したものの、トンプソンだけでなくナジ・マーシャル、クエンティン・グライムズ、スペンサー・ディンウィディーを獲得している。

 なかでも注目はトンプソン。ウォリアーズ時代の同僚ステフィン・カリードレイモンド・グリーン、さらにはレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)と並んで現役最多タイとなる4度の優勝経験を持つ男は、持ち前のクイックリリースでリングを射抜くことで大きなインパクトを与えることが期待されている。

 34歳のベテランウイングは、同メディアへこう話していた。

「僕がルカ、カイリーとプレーする…。今年のチャンピオンシップ争い、チームメートたちとのケミストリーを見て魅力的に映ったし、本当に衝撃を受けたんだ。今の僕は、かつてのように高くは跳べないし、速く走ることができないかもしれない。けど今でもオープンショットを決め切ることができる。僕が彼ら(マブス)に欠けているピースを補うことができると思う。D(相手ディフェンスは)カイリーとルカを止められない。(でも僕がいることで)ダブルチームをそう多くはできないさ」

 左ヒザ前十字靭帯の断裂、右足アキレス腱断裂という大ケガから復活したトンプソンに、オールディフェンシブチーム入りしていた当時のディフェンス力を求めるのは厳しいかもしれない。

 ただ本人が口にしていたとおり、トンプソンのシュート力が脅威なことに変わりはない。昨シーズンに平均17.9得点に3ポイントシュート成功率38.7パーセント(平均3.5本成功)を残した男は、4度の30得点以上、4試合で3ポイント7本以上を決めており、爆発力も残っている。

 マブスで迎える今シーズン。トンプソンはドンチッチ、カイリーのパスから面白いようにショットを決めていくシーンを見せてくれるだろう。

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