2024.08.31
7月2日(現地時間1日)。ゴールデンステイト・ウォリアーズを4度の優勝へ導いたステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンという“ビッグ3”体制が終焉を迎えた。
ウォリアーズからドラフトされたこの3選手は、NBA入りからチーム一筋でプレーし、NBAファイナルへ6度出場して2015、2017、2018、2022年にリーグの頂点に立ち、10年以上もチームの中心となって戦ってきた。
だが今夏契約満了を迎えて制限なしFA(フリーエージェント)となったトンプソンが、3チーム間のサイン&トレードでダラス・マーベリックスへ移籍することに合意と『ESPN』などが報道。
34歳のトンプソンの新契約は3年5000万ドル(約80億5000万円)。代理人を務める『Wasserman』(ワッサーマン)のグレッグ・ローレンスが動き、3チームによるサイン&トレードとなった。複数の現地メディアによると、このサイン&トレードでマブスはトンプソン、シャーロット・ホーネッツがジョシュ・グリーン、ウォリアーズはドラフト2巡目指名権2本をそれぞれ獲得するという。
The end of a magical run for this big three 👏🥹
🏆 720 games played together
🏆 420 regular season wins
🏆 98 playoff wins
🏆 23 playoff series wins
🏆 6 Finals appearances
🏆 4 NBA championships pic.twitter.com/w743uYOVSy— SportsCenter (@SportsCenter) July 1, 2024
ウォリアーズ在籍13シーズン(実働11シーズン)で、トンプソンは4度の優勝に加えて5度のオールスター、オールNBAチームに2度、オールディフェンシブチームにも1度選ばれ、レギュラーシーズン通算3ポイントシュート成功2481本でNBA歴代6位、プレーオフでは同2位の501本を沈めてきた。
昨シーズン、ウォリアーズで77試合へ出場し、平均17.9得点3.3リバウンド2.3アシストに3ポイント成功率38.7パーセント(平均3.5本成功)をマークした男に対し、ロサンゼルス・レイカーズも有力な獲得候補として挙がっていた。
ただ、『TNT』のクリス・ヘインズ記者によると、レイカーズはトンプソンへ年平均2000万ドル(約32億2000万円)をオファーし、先日プレーヤーオプションを行使して残留を決めたばかりのディアンジェロ・ラッセルを差し出すサイン&トレードをもちかけたものの、ウォリアーズ側が拒否したという。トンプソンはレイカーズが本拠地を置くカリフォルニア州よりも、マブスが本拠地を置くテキサス州の方が財政面でメリットがあること、そしてマブスが昨シーズンにウェスタン・カンファレンスを制して「NBAファイナル2024」まで勝ち進んだことが決断に大きく影響したと『ESPN』が報じている。
今シーズンは、ルカ・ドンチッチ、カイリー・アービングというリーグ最高級のバックコートデュオから的確なパスをもらい、トンプソンがクイックリリースでリングを射抜くシーンを多く見ることができそうだ。
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