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ニック・ヤング(無所属)は、ゴールデンステイト・ウォリアーズ在籍時の2017-18シーズン、リーグ優勝に貢献。しかし、2018年のデンバー・ナゲッツとの契約を最後に、12年間プレーしたNBAのコートから遠ざかっている。
ヤングは一昨年の10月、「もし何も起こらなければ、恐らく今年がラストイヤーだ。終わりだよ。もうSwaggy P(ヤングの愛称)ではなくなるんだ」と語り、引退を示唆。その後、中国リーグの浙江ライオンズと契約が報じられたが、現地でプレーしている様子はなく、CBAの球団ページの選手名簿内でもその名前は確認できていない。
しかし、『The Undefeated』のシニアNBAライターであるマーク・J・スピアーズによると、ヤングは最近、米3×3のプロリーグ「BIG3」に所属するエネミーズと契約したようだ。
「BIG3」は、西海岸ヒップホップのレジェンドクルーとして名高いN.W.A(エヌ・ダブリュ・エー)随一の社会派ラッパーであるアイス・キューブが、エンタメ業界に深く精通するビジネスパートナーのジェフ・クワティネッツと共に設立した2017年設立のリーグで、初年度はアレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)が出場したことで一躍注目を浴びた。
それ以降も、コービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)と黄金期を築き上げた指折りのユーティリティー選手であるラマー・オドム(元ロサンゼルス・レイカーズほか)や、6度のオールスター出場を誇る“小さなオニール”ことジャーメイン・オニール(元インディアナ・ペイサーズほか)、クラッチタイムに存在感を示した強心臓の持ち主ジョー・ジョンソン(元アトランタ・ホークスほか)といった元NBAの実力派に加えて、ゲイリー・ペイトン(元シアトル・スーパーソニックスほか)、ジュリアス・アービング(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)、ケニオン・マーティン(元デンバー・ナゲッツほか)ら往年の名選手がコーチ陣として参戦し、年々熱量は高まってきている。
ヤングとの契約が報じられたエネミーズは、現役時代は何かと話題にこと欠かなかったスター選手のギルバート・アリーナス(元ワシントン・ウィザーズほか)がキャプテンを務め、最恐集団バッドボーイズのナンバーワン悪童であるリック・マホーン(元デトロイト・ピストンズほか)がヘッドコーチを務めるチーム。
なお、BIG3の新シーズンは、7月11日(現地時間10日)よりロサンゼルス『オーリンズ・アリーナ』で開幕。ハイライトをチェックしたい方は今のうちにリーグのInstagramやYouTubeチャンネルのフォローを済ませておこう。
文=Meiji
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