2024.05.07
9月8日、「FIBA女子ワールドカップ2022」に出場する女子日本代表が決定。リモートで行われた会見で恩塚亨ヘッドコートが選手名を読み上げるスタイルで世界大会に臨む12名が発表された。
最終ロスターに選出された宮澤夕貴(富士通レッドウェーブ)は、会見で「自分の役割である3ポイントシュートをまずはしっかり決め切ること。あとはチームのために自分のできること、リバウンドだったり、味方を生かすようなプレー、アグレッシブなディフェンス。そして恩塚さんのバスケットを体現できるように頑張りたいと思います」と力強く意気込みを語った。
現在、代表チームはワールドカップへ向けて、リバウンドと3ポイントの成功率という課題に取り組んでいるという。今回の代表メンバーには若手シューター陣も名を連ねたが、宮澤は「シュートを躊躇するのが一番良くないと思っています。いくら入らなくても打つべきだと私は思っているので、若い人たちにもやってもらうために、自分がしっかりと打ち切ることを意識したいです」とチームをけん引する姿勢を示した。
今回選出されたポイントガードは安間志織(UMANA REYER VENEZIA)、宮崎早織(ENEOSサンフラワーズ)、山本麻衣(トヨタ自動車アンテロープス)の3名。東京オリンピックから継続となったのは宮崎のみだが、宮澤はほかの2選手とも積極的にコミュニケーションを取り、連携を高めていると語る。
「宮崎以外の2人のガードはパスファーストじゃない分、自分が空いているときにパスが来ないことがあるので、そういう場面ではボールを早く呼ぶようにしたり、『今空いてたよ』と声を掛けるようにしています。ただ、2人の強みであるドライブやシュートを躊躇させてはいけないので、『ナイスイン』と声掛けをして、『あそこも空いてたよ。用意しておくよ』といった感じでコミュニケーションを取るようにしています」
現在29歳となった宮澤は、代表でもベテランとしての振る舞いが求められるようになった。以前は「絶対私が引っ張ろう」と気負うこともあったというが、「みんなで頑張ろうという雰囲気が今のチーム内にあるので、プレー面でもチームのためにできることをやらなきゃという気持ちが増えました。若い子たちもみんなアグレッシブにやってくれるので、誰かが困ったときにサポートできるようにしたいという意識が芽生えました」と心境を語り、新たな思いを胸に再び世界一を目指す戦いに挑む。
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