2022.09.18

W杯に臨む宮澤と馬瓜…それぞれサポートとディフェンスを本戦のポイントに挙げる

ワールドカップへの意気込みを語った馬瓜(左)と宮澤(右)[写真]=伊藤大允
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 9月22日の開幕まであと数日に迫った「FIBA女子ワールドカップ2022」。18日には、女子日本代表に名を連ねる宮澤夕貴(富士通レッドウェーブ)と馬瓜ステファニー(トヨタ自動車アンテロープス)のコメントが日本バスケットボール協会から伝えられた。

「自分の役割である3ポイントシュートをしっかり決め切ること、チームのために自分のできることであるリバウンドや味方を生かすプレー、アグレッシブなディフェンスをして、恩塚(亨)ヘッドコーチのバスケを体現できるようにがんばりたいです」と意気込みを語ったのは、2018年の前回大会でもプレーした宮澤だ。

 6月、8月に開催された三井不動産カップでは全試合に出場した宮澤。全4試合中2試合で2ケタ得点を挙げるなど日本にとって重要な得点源の1人であり、技術面だけでなくメンタル面でもチームをけん引しているという。

 三井不動産カップでは3ポイントシュートを打つか迷ってしまう場面もあったというが、「躊躇するのが一番良くないですし、いくら入らなくても打つべきだと思っています。(迷う場面は)もう見せないように、本大会に向けて打ち切るようにしたいです」と、シューターとしての役割を遂行する姿勢を見せた。

 また、頭角を現している若手選手には「フォローしてあげたいという気持ちがあります」と語り、自身の経験を還元している宮澤。「誰かが困ったときにサポートで早く動くことは意識しています。チームのためにできることをやるという意識が前よりも強くなり、特に若い選手はアグレッシブにプレーしているので、そこを助けたいという意識が芽生えました」。

 馬瓜は6月に開催された「FIBA 3x3 バスケットボールワールドカップ 2022」に出場経験はあるが、5人制では初のワールドカップとなる。リバウンドの前のディフェンスに注力しているという馬瓜は、守備から速攻を狙う日本のスタイルを体現するためのキープレーヤーとして期待が寄せられている。

「大きい選手を守ったり、逆に小さい選手を守ることもあると思うので、誰が相手でもしっかりとディフェンスすることが大事になります。パワーだけでは敵わない部分があると思うので、自分の手の長さを生かして、相手にとって嫌なディフェンスをしていきたいです」

 宮澤、馬瓜ら日本代表を支えるフォワード陣には、W杯本戦で攻防でのパフォーマンスが期待される。マリ代表と激突する注目の初戦は、日本時間9月22日(木)の13時より開始予定だ。

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