2016.10.08

初のホーム開催で連勝を期す北海道、秋田の長谷川HCは“先輩”折茂を止められるか

 B1の全18チームで最後にホーム開幕を迎えるのがレバンガ北海道Bリーグのホームアリーナの中でも最大級の収容人員を誇る北海きたえーるで、満を持しての新チームお披露目である。

 ただ、選手がもともと10人しかいない中で故障者が出てしまい、台所事情はお世辞にも良いとは言えない。チーム代表も兼ねる折茂武彦は編成の見直しを示唆しているが、駆けこみで補強を行うとしてもそれまでは現有戦力で戦うしかなく、まずは各選手が万全のコンディションを保つことが最優先だ。

 幸い、折茂はベンチスタートではあるが1試合平均で約21分コートに立ち、昨季のケガの影響は全くなさそうだ。先頃日本ハムがパ・リーグ優勝を決めて、北海道は歓喜に沸いている。ここは、大谷翔平よりも先に誕生した“元祖二刀流”の折茂がチームを鼓舞し、さらに北海道を盛りあげてもらいたい。

 対戦相手の秋田ノーザンハピネッツは、3節連続でNBL出身チームとの顔合わせになる。大学で折茂の1年後輩にあたる長谷川誠ヘッドコーチは、現役時代に何度も対戦しているが、HCと選手という形での対戦は初めて。折茂のことは知り尽くしているだけに、折茂をどう抑えにかかるのかという点に注目したい。

文=吉川哲彦

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