2017.02.17

地の利を活かしたい秋田は中山、勢いに乗る横浜は山田、両PGの活躍が勝敗を分ける

 秋田ノーザンハピネッツは現在東地区5位。しかし、同地区6位の仙台89ERSとは勝率で並んでおり、いつ最下位に逆戻りしてもおかしくない。今節の対戦相手は横浜ビー・コルセアーズ。勝利数では横浜が5つ上回るが、中地区5位と順位は同じ。秋田は、先着4000名に配られるピンクTシャツの後押しで圧倒したいところだ。

 前節の秋田は、西地区最下位の滋賀レイクスターズと星を分け合った。1戦目は第3クォーターにディフェンスが崩れ32失点を喫し、試合を通じて30本のフリースローを与えたことも響いた。2戦目も第4クォーターに27点を許したが、同時に30得点を挙げて1点差でかわした。

 横浜も、前節は1勝1敗。ただ、その相手はオールジャパン王者の千葉ジェッツであり、1戦目で川村卓也のブザービーターという劇的な勝ち方をしているだけに、勢いはある。ファイパプ月瑠のインサイドでの存在感が増していることも、その勢いを生んでいる要因の1つだ。

 注目選手は秋田の中山拓哉と横浜の山田謙治。ともに横浜市出身だが、特別指定選手として秋田に加入したばかりの中山に対し、経験豊富な山田は秋田県の能代工業高校OBでもある。控えの司令塔である両者の働きが、勝敗を分ける大きなポイントだ。

文=吉川哲彦

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