2017.02.21

3連勝で勢いづく秋田が強豪千葉と激突、谷口らインサイド陣の出来が勝敗を左右

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 アウェイで名古屋ダイヤモンドドルフィンズを連破した千葉ジェッツ。西地区2位の厳しい相手だったが、1戦目は31得点のタイラー・ストーンを筆頭に4選手が2ケタ得点を挙げるバランスの良いオフェンスで圧倒した。ただ、2戦目も同じ4選手が20点前後の得点をマークしたが、彼ら以外の得点がわずか3点だったのは課題。「シュートは水物」と言われるだけに、今後はシューティングスランプでも勝ちきれるように、さらなるディフェンスの向上が必要になるだろう。

 今節、千葉ポートアリーナに迎え撃つ秋田ノーザンハピネッツも、前節は連勝。1戦目は安藤誓哉があと1点取っていれば2ケタ得点が6選手になったが、アシストは17つを記録するなどオフェンスが機能した。2戦目で追いあげられながら逃げきれたことも、チームとしては自信につながる。3連勝と同一カードでの連勝はともに約3カ月ぶりであり、今季2度目。チームのムードは今季最も良いと言える。

 カギになるのは秋田のインサイド陣。中でも、このところ3ポイントでも貢献している谷口大智が引き続き良いパフォーマンスを見せれば、千葉にも負けないオフェンス力を発揮するはずだ。

文=吉川哲彦

BASKETBALLKING VIDEO