2017.02.24

bjリーグ“オリジナル6”同士の顔合わせ、ディフェンスの課題を克服できるのはどちらか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 11シーズン前にbjリーグ初代王者の座を争った、いわゆる“オリジナル6”の顔合わせ。Bリーグ初年度の今季は、プレーオフ進出が懸かるワイルドカードの椅子を巡って争うこととなった。現時点では勝率で並んでいるが、全試合での総得失点差により大阪エヴェッサが2位、新潟アルビレックスBBが3位。新潟は前々節に対戦した京都ハンナリーズに得失点差で下回るため、今節は最低でも得失点差で上回っておきたい。

 前節の新潟はダバンテ・ガードナー池田雄一が欠場したこともあり、サンロッカーズ渋谷に敗戦。クリント・チャップマンが44得点のBリーグ記録を樹立したが、3ポイントを5割以上の確率で決められ、リバウンドでも圧倒された。

 大阪も、西地区最下位の滋賀レイクスターズに敗れた。エグゼビア・ギブソンが3得点にとどまり、第3クォーターまでに21点差をつけられる予想外の完敗。2ポイントを6割近く決められたディフェンスは改善の余地があるだろう。

 ともに前節はディフェンスに課題があっただけに、今節はディフェンスにより力点を置いてくるだろう。そのディフェンスをどう突破するか、新潟はガードナーの復帰、大阪はギブソンの復調がカギを握る。

文=吉川哲彦

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