2017.03.04

東地区首位決戦、エアーズら加入のA東京は栃木相手に制空権を握れるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 第10節として開催されるこの試合は、今週の3カードの中で唯一の同地区対決。東地区首位決戦である上に、10日前に顔を合わせたばかりでもある。

 その10日前の試合を終了間際の逆転3ポイントで落としたアルバルク東京は、滋賀レイクスターズとの前節第1戦では竹内譲次が残り0.6秒に逆転3ポイントを決めて勝利を挙げた。しかし、2戦目は試合の最終盤で立て続けに3ポイントを許して逆転負け。合流間もない新外国籍選手の2人は、ジェフ・エアーズが2戦合計26得点とオフェンスはまずまずだったが、トレント・プレイステッドは2戦とも2得点。何より、連日の80点台という失点数を考えると、チームディフェンスの共通理解を深める必要がある。

 富山グラウジーズと対戦した栃木ブレックスも、1戦目で痛恨の黒星。ターンオーバーが18にのぼり、第4クォーターに32失点を喫するなど、攻守とも“らしさ”を欠いた。2戦目は本来の姿を取り戻し、100点ゲームでリベンジした。

 前回は高さを欠きながらも栃木を追いつめたA東京。新加入の2人が攻守両面で制空権を握れば、連勝で首位奪還も十分にあり得る。特に、ライアン・ロシターをどう守るかがやはりカギになる。

文=吉川哲彦

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