2017.11.03

両チームの成績は対照的、難敵を迎える栃木ブレックスは3P成功率向上が急務

 第3節で激突したばかりの栃木ブレックス千葉ジェッツが早くも再戦。舞台は今回も栃木のホームであるブレックスアリーナ宇都宮だ。

 栃木は前節のレバンガ北海道戦、1戦目で今季初めて得点を80点台に乗せ、連敗を「5」でストップ。しかし2戦目は今季悩まされている得点力不足が再び頭をもたげ、ディフェンスでも北海道のアウトサイドシュートを止められず、25点差の完敗を喫した。

 一方の千葉も琉球ゴールデンキングス戦は1勝1敗。1戦目は前半の15点リードから一時は2点差まで詰め寄られたものの、第4クォーターに相手を7得点に封じて逃げきった。2戦目は台風の影響による日程変更でリズムが狂ったのか、オフェンスが機能せず、第3クォーターはわずか5得点。なんとか追いついて延長に持ちこんだが、その5分間で2得点と再びオフェンスが沈黙して敗れた。

 注目カードであるが、栃木が3勝8敗、千葉が8勝3敗と成績は対照的。前回の対戦も連勝した千葉に勢いがあるのは確かだ。栃木は現在リーグ最低の3ポイント成功率を向上させることが急務。ここまであまり出場機会に恵まれていないが、シュート力とディフェンス力を兼ね備える山崎稜は、現状を打破するにはうってつけの選手だ。

文=吉川哲彦

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