2018.02.09

主力を欠く両軍、チームの組織力が問われる一戦を制するのは

 1月を全勝で終え、“貯金”を「20」に乗せたアルバルク東京。しかし前節のレバンガ北海道戦は1勝1敗となり、東地区2位の千葉ジェッツとの差は1つ縮まった。今節は5勝差で同地区3位につける川崎ブレイブサンダースとの対戦だ。

 北海道に敗れたのは1戦目。第4クォーターにわずか6得点と抑えこまれて逆転された。アレックス・カークの5本を筆頭にフリースローミスが10本にのぼったのが痛かった。2戦目も同様にフリースローを10本外したが、12得点を挙げた正中岳城の活躍などで第1クォーターから着実にリードを広げ、29点差の圧勝。田中大貴の11アシストという数字も光る。

 対する川崎は島根スサノオマジックにきっちりと連勝した。1戦目は粘られたが、第4クォーターで相手を7得点に封じての勝利。2戦目は停電による長時間の中断というハプニングに見舞われたが、序盤からリードしたまま25点差の快勝を収めた。地元凱旋の藤井祐眞は戦線離脱した辻直人に代わってスターターを務め、この試合では23得点8アシストと大きく貢献した。

 互いに主力を欠く中、前節の藤井のようにその穴をカバーできる存在が不可欠。攻守ともチームとしての組織力がより問われる戦いになる。

文=吉川哲彦

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