2018.05.28

入替戦でエース欠場の穴を埋める活躍、大城侑朔が東京八王子トレインズのB2昇格に大きく貢献

岩手との入替戦で計13得点7アシストを挙げた八王子の大城[写真]=B.LEAGUE
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 5月27日に横浜アリーナにて行われた「B2・B3入替戦 2017-18」で、B3所属の東京八王子トレインズがB2所属の岩手ビッグブルズに83-55で勝利。来シーズンのB2昇格を決めた。

 13得点に加え、7アシストを記録する活躍で八王子を引っ張った大城侑朔は、「立ちあがりから集中してプレーすることができた。しっかりとしたディフェンスからファストブレイクで得点するいう本来の形を出すことができた」と試合を振り返った。

 この試合、八王子はB3リーグ独自のルールである帰化申請選手枠を活用して出場し、インサイドで猛威を振るったエドワード・モリスが登録外となり不在。また、シーズンMVPを獲得したエースの大金広弥が負傷により欠場するという苦難に見舞われた。一見、戦力的には不利な状況にも思われたが、「シーズンでチームを引っ張ってくれた大金さんが骨折してしまったショックはありました。ただ、ここまで来たらやるしかないという気持ちでしたし、今度は大金さんのために勝ちたいという気持ちが大きかったです」と大城は語り、石橋貴俊ヘッドコーチも「(大城は)ポイントガードとしてチームを引っ張るという意識が強い選手。いつもどおりプレーしてくれればと心配していなかった」と、大城のメンタル面での強さをへの信頼を口にした。

 自身のプレーに関しては、「得点やアシストの数を見るとはまずまずの結果でしたが、ターンオーバーや数字に残らないミスをしてしまったシーンもありました。そういったプレーが試合の流れを変えてしまう可能性もありますし、B2で1シーズン戦うためにはより改善が必要だと思っています」と反省を語った。

 2017-18シーズンのB3で”3冠”を達成し入替戦をも制した八王子。来季はいよいよB2に戦いの場を移す。

「今回岩手と戦って、B2のフィジカル面の強さを体感しました。チームとしてはボールマンへのプレッシャー、ディナイの激しさなど、まだまだ強化できるところがあると思います。個人としては厳しいディフェンスを受けても冷静にゲームをコントロールできるようにしていきたいです」と、来季の戦いを見据えていた。

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