2018.10.19

千葉ジェッツに挑む新潟アルビレックスBB、ガードナーが得意のローポストアタックを仕掛けられるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

千葉ジェッツvs新潟アルビレックスBB(@船橋アリーナ)
第1戦:10月20日17時05分~、第2戦:10月21日15時05分~

 前々節の三遠ネオフェニックス戦は連勝しながらも、2戦とも相手のペースに巻きこまれた感もあった千葉ジェッツ。しかし、過去2シーズンで14戦無敗と相性のいいレバンガ北海道と戦った前節は、30点差をつける快勝を収めた。3勝2敗と白星を先行させて臨む今節は、その戦いぶりが今後を左右することにもなりそうだ。

 北海道戦はマイケル・パーカーが火をつけ、第1クォーターで10点をリード。その後もすべてのクォーターで北海道を上回り、第4クォーターに30得点でとどめを刺した。30得点16リバウンドに加えて4スティール3ブロックと攻守にフル回転したパーカーの活躍が際立ったが、チームとしても30アシストとオフェンスがよく機能。得意のトランジションだけでなく、三遠戦で苦しんだハーフコートオフェンスでも“千葉らしさ”を少し思い出しつつある。

 今節は新潟アルビレックスBBをbjリーグ時代以来6シーズンぶりにホームに迎える。その新潟の前節は三遠との一戦。新潟もまた三遠にペースを狂わされて得点が伸びなかったものの、相手の拙攻にも助けられ、61-48というロースコアで勝利した。ファウルを受けた数が12個と少なかったことがロースコアの一因だが、ディフェンスでもファウルをわずか8個に抑えて守りきれたことはいい材料だ。

 開幕節で連敗を喫してから徐々に本来の姿を取り戻してきた千葉と、前節の内容を受けて今節はオフェンス面で普段どおりの戦い方に立ち返りたい新潟。いずれにとっても序盤戦の分岐点になる連戦と言っていいだろう。千葉は北海道戦で富樫勇樹が7得点に終わり、小野龍猛に至っては2得点。この2人が得点を2ケタに乗せて、初めて千葉のオフェンスは盤石と言えるはずだ。そして新潟はやはりダバンテ・ガードナー。三遠戦では2度しかファウルを受けておらず18得点止まり。相手をファウルトラブルに追いこむためにも、得意のローポストアタックを仕掛けていきたい。

文=吉川哲彦

■ロースター
・千葉(ヘッドコーチ:大野篤史)
ジョシュ・ダンカン(NEW)
富樫勇樹
マイケル・パーカー
田口成浩(NEW)
トレイ・ジョーンズ(NEW)
大宮宏正(NEW)
アキ・チェンバース
西村文男
藤永佳昭(NEW)
ギャビン・エドワーズ
石井講祐
原修太
小野龍猛

・新潟(ヘッドコーチ:庄司和広)
山口祐希(NEW)
柏木真介(NEW)
五十嵐圭
鵜澤潤
石井峻平(NEW)
渡辺竜之佑(NEW)
森井健太
上江田勇樹(NEW)
池田雄一
ラモント・ハミルトン
ダバンテ・ガードナー

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