2018.12.29

自信を深めたい名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、勝利には日本人選手の得点が必要

名古屋ダイヤモンドドルフィンズvs栃木ブレックス(@ドルフィンズアリーナ)
第1戦:12月29日16時5分、第2戦:12月30日15時5分

 今季の平日開催で4戦全勝だった名古屋ダイヤモンドドルフィンズ。前節の滋賀レイクスターズ戦は前半にロースコアに抑えこまれたが、主軸がバランス良く得点を重ねた後半は20分間で56得点を挙げた。いずれも現時点で下位のチームが相手とはいえ、これで平日開催は5連勝となった。ここまで27試合を消化して16勝11敗。シーズンの折り返し地点に差しかかった今節は、現在リーグ全体の首位を走る栃木ブレックス戦だ。難しい相手であることは間違いないが、ホームで迎える年内最後の節で栃木を撃破し、後半戦に向けて自信を深めたい。

 栃木は前々節の黒星をものともせず、秋田ノーザンハピネッツを25点差で下した。鵤誠司が欠場したが、遠藤祐亮が3ポイント5本を含む今季最多の25得点を挙げれば、山崎稜も今季最多に並ぶ12得点をマーク。ジェフ・ギブスライアン・ロシターが6得点ずつに終わったにもかかわらず、日本人選手が3ポイントを13本決めるなどして72得点を積みあげ、計84得点。栃木にしてはターンオーバーが12個と多かったが、20本のオフェンスリバウンドと27アシストは立派な数字だ。

 得点力は名古屋Dがリーグ3位、栃木が同4位と遜色なく、3ポイントも試投数には開きがあるものの成功率はどちらも高い。明確に差がついているのは失点数とリバウンド。名古屋Dの1試合平均失点が80点を超えているのに対し、栃木はリーグで3番目に少ない71.4点。リバウンドは栃木が1試合あたり5本以上上回っている。その差はほぼオフェンスリバウンドでついており、名古屋Dはいかにセカンドチャンスを与えないかという点にフォーカスすることが失点の減少にもつながる。

 またオフェンス面でも、マーキース・カミングスクレイグ・ブラッキンズに加えて日本人選手の得点が必要。得点源の1人になった感のある安藤周人以外にも、張本天傑中東泰斗笹山貴哉らが積極的にシュートを打たなければならない。

文=吉川哲彦

■ロースター
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(ヘッドコーチ:梶山信吾)
中務敏宏
笹山貴哉
張本天傑
安藤周人
中東泰斗
ジャスティン・バーレル
クレイグ・ブラッキンズ
満田丈太郎
小林遥太
菊池真人
笠井康平
マーキース・カミングス

・栃木(ヘッドコーチ:安齋竜三)
田臥勇太
ジェフ・ギブス
遠藤祐亮
竹内公輔
田原隆徳
アンドリュー・ネイミック
渡邉裕規
鵤誠司
橋本晃佑
ライアン・ロシター
栗原貴宏
エリック・ロバーツ
山崎稜
喜多川修平

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