2019.03.08
■秋田ノーザンハピネッツvs大阪エヴェッサ(@ナイスアリーナ)
第1戦:3月2日18時5分、第2戦:3月3日14時5分
前節の秋田ノーザンハピネッツはホームで連勝したシーホース三河との再戦に臨んだが、1戦目は第1クォーターで9得点しか挙げられず、後半も突き放されて27点差の完敗。2戦目は第2クォーターに33得点を奪うなど点の取り合いで接戦となったが、第4クォーター残り17秒に打たせてはいけない同点の3ポイントを決められ、その後にターンオーバーから相手の速攻の場面でファウルを犯し、フリースローで勝ち越しを許す痛恨の敗戦となった。ターンオーバーの少ない三河から22個のターンオーバーを誘発する一方で自らのターンオーバーは9個に抑えるなど良い面もあったが、勝負どころの詰めの甘さにつけこまれてしまった格好だ。
富山グラウジーズと対戦した大阪エヴェッサもあえなく連敗。1戦目は第3クォーター終了時点でわずか28得点、最終的にも50得点という有様だった。2戦目は前日まさかの無得点に終わったトレバー・ムバクウェが16得点をマークするなどオフェンスは持ち直したものの、ディフェンスでは終始富山のオフェンスを内外で浴び続けて100失点。2戦合計で63点もの大差をつけられてしまった。
地区下位同士の両者は、どちらも振り返れば残留プレーオフの影が忍び寄る順位。次節で他地区との対戦をすべて終える秋田の行方は、強豪ひしめく同地区対決の前にいかに白星を重ねられるかにかかっているといっても過言ではない。対する大阪は3勝15敗と苦手にしているアウェイが今節を含めて12試合残っており、敵地でいくつ白星を奪えるかがカギだ。2ポイント成功がわずか9本に終わった富山との1戦目が象徴するように、大阪はオフェンス面で苦労しているが、3ポイントは試投数が多く成功率も悪くない。秋田としては3ポイントに対するケアが必須となる一方で、自らはリーグで唯一3ポイント成功率が3割を切っており、両者の3ポイントの成否が勝敗に少なからず影響を及ぼすだろう。
文=吉川哲彦
■ロースター
・秋田(ヘッドコーチ:ジョゼップ・クラロス・カナルス)
野本建吾
下山大地
白濱僚祐
成田正弘
下山貴裕
中山拓哉
ドワイト・コールビー
保岡龍斗
小野寺祥太
ジャスティン・キーナン
カディーム・コールビー
谷口大智
長谷川暢
・大阪(ヘッドコーチ:穂坂健祐)
今野翔太
長野誠史
藤高宗一郎
ファイ・パプ月瑠
根来新之助
木下博之
合田怜
エグゼビア・ギブソン
佐々木隆成
熊谷尚也
畠山俊樹
ジョシュ・ハレルソン
吉井裕鷹
トレバー・ムバクウェ
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