2019.11.07

滋賀レイクスターズは外国籍選手の起用法に注目、富山グラウジーズはリバウンドがカギ

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滋賀レイクスターズvs富山グラウジーズ(@ウカルちゃんアリーナ)
第1戦:11月8日19時15分、第2戦:11月9日14時5分

 滋賀レイクスターズの前節は、今季2度目の4連敗で迎えた横浜ビー・コルセアーズ戦。第1戦は第1クォーターで27-26と激しく点を取り合ったものの、第2クォーターと第3クォーターをともに13失点に抑え、最終スコア85-72で連敗から抜けだした。ヘンリー・ウォーカーが4本の3ポイントを含む23得点に7リバウンド5アシストを挙げれば、チャールズ・ローズは18得点8リバウンド4アシストの活躍。齋藤拓実佐藤卓磨の若手2人も得点を2ケタに乗せた。しかし、第2戦は第1クォーターで8点のビハインドを背負い、最終スコア58-79で完敗。計16個を記録したターンオーバーから26得点を許したことが敗因の一つに挙げられるだろう。

 その滋賀に挑む富山グラウジーズは開幕節で連勝を飾ったものの、12試合を終えて4勝8敗と大きく出遅れている。ホームに琉球ゴールデンキングスに迎えた前節は2試合とも得点が70点を下回り、第1戦は22点差、第2戦は21点差の完敗。いずれも第1クォーターから2ケタ点差をつけられ、相手に主導権を握られた。敗れた今季の8試合はいずれも80失点オーバー。今節からのアウェー4連戦に向けて課題が山積みだ。

 滋賀は3人目の外国籍選手としてクレイグ・ブラッキンズを獲得。選手登録が完了し、今節からの出場が可能となる。「とてもスマートな選手なので、オフェンス面でもディフェンス面もチームの戦術をしっかりと遂行してくれるでしょう」(ショーン・デニスヘッドコーチ)、「幅広いシュートレンジと高いバスケットボールIQを武器に、中・外ともにハイレベルなプレーができる選手」(西村大介代表取締役社長兼ゼネラルマネージャー)と、3シーズンぶりに滋賀へ復帰したビッグマンへの期待は高い。ウォーカー、ローズとどのように組み合わせて起用していくかにも注目だ。

 滋賀と同じく今季一度しか連勝がない富山は、まずは失点を減らさなければならない。そのためにはリバウンドへの意識を高く持つこと。富山が1試合平均35.3リバウンドを挙げているのに対し、滋賀はリーグ2位の1試合平均40.3リバウンドを叩きだしている。外国籍選手だけに頼るのではなく、船生誠也前田悟山田大治もゴール下で奮闘する必要があるだろう。

■ロースター
・滋賀(ヘッドコーチ:ショーン・デニス)
齋藤拓実
狩俣昌也
シェーファーアヴィ幸樹
佐藤卓磨
ヘンリー・ウォーカー
中村功平
谷口光貴
チャールズ・ローズ
高橋耕陽
荒尾岳
狩野祐介
クレイグ・ブラッキンズ
伊藤大司

・富山(ヘッドコーチ:ドナルド・ベック)
レオ・ライオンズ
山口祐希
松山駿
船生誠也
阿部友和
山田大治
水戸健史
菅澤紀行
宇都直輝
前田悟
葛原大智
ジョシュ・ペッパーズ
ダニエル・オルトン
ジョシュア・スミス※インジュアリーリスト

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