2020.01.15

リーグ戦ではサンロッカーズ渋谷が追う立場、ベンドラメ礼生を中心に得点を伸ばしたい

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宇都宮ブレックスvsサンロッカーズ渋谷(@ブレックスアリーナ宇都宮)
1月15日19時25分

 Bリーグ発足後のクラブ連勝記録を「15」まで伸ばしていた前節、宇都宮ブレックス琉球ゴールデンキングスとの1戦目に敗れて連勝がストップ。競った展開で第3クォーターに12得点とオフェンスが停滞し、第4クォーター終盤にジャワッド・ウィリアムズライアン・ロシターの得点で猛追したものの2点届かなかった。

 84失点を喫した反省から、2戦目はディフェンスの強度を上げて前半に49-27と先手を取り、そのまま危なげなく勝利。優勝を期して臨んだ「第95回天皇杯 全日本バスケットボール選手権」は、富山グラウジーズの粘りはかわすことができたが、駒不足に陥った川崎ブレイブサンダースのエナジーに対して受け身になってしまい、準決勝敗退となった。

 宇都宮が屈した川崎との激戦を制して天皇杯王者となったのがサンロッカーズ渋谷だ。リーグ戦前節は横浜ビー・コルセアーズから内容の良い連勝。1戦目は第3クォーターに36得点を奪って突き放し、2戦目は第1クォーターに26-10と圧倒し、いずれも相手を60点台に抑える会心の白星だった。外国籍選手3人の安定感に加え、特別指定選手の盛實海翔が昨季同様に高いポテンシャルを披露し、1戦目で7得点、2戦目で12得点を挙げている。天皇杯ではレバンガ北海道を退け、勢いのあった滋賀レイクスターズも圧倒。5年ぶりの戴冠で、チームは自信を深めたに違いない。

 とはいえSR渋谷は、リーグ戦ではまだ宇都宮を追う立場。今季は第5節に対戦して91失点で敗れており、まずはその借りを返さなければならない。その第5節は宇都宮がジェフ・ギブスを欠き、外国籍選手がロシター1人だったにもかかわらず、渡辺裕規や橋本晃佑ら日本人選手4人に2ケタ得点を許してしまった。宇都宮は喜多川修平山崎稜も前節に2ケタ得点をマークしており、SR渋谷は宇都宮の日本人選手への警戒を強める必要がある。オフェンスでも外国籍選手に頼らず、天皇杯MVPのベンドラメ礼生を中心に得点を伸ばしたい。

文=吉川哲彦

■ロースター
・宇都宮(ヘッドコーチ:安齋竜三)
田臥勇太※インジュアリーリスト
ジャワッド・ウィリアムズ
ジェフ・ギブス
比江島慎
遠藤祐亮
竹内公輔
田原隆徳
渡邉裕規
鵤誠司
橋本晃佑
ライアン・ロシター
栗原貴宏※インジュアリーリスト
山崎稜
喜多川修平
山口颯斗※特別指定
テーブス海※特別指定

・SR渋谷(ヘッドコーチ:伊佐勉)
関野剛平
セバスチャン・サイズ
ファイサンバ
ベンドラメ礼生
チャールズ・ジャクソン
杉浦佑成
渡辺竜之佑
野口大介
広瀬健太
石井講祐
山内盛久
ライアン・ケリー
盛實海翔※特別指定
田渡修人

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