2025.07.16

B1越谷が元NBAプレーヤー2名と新規契約…合わせて帰化選手の小寺との短期契約も発表

越谷との新規契約が発表された(左から)小寺、マーティン、ドゥムブヤ [写真]=B.LEAGUE、Getty Images
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 7月16日、B1東地区の越谷アルファーズは帰化選手枠で小寺ハミルトンゲイリー、新しい外国籍としてジャレル・マーティンセクー・ドゥムブヤとのBリーグ2025-26シーズンの新規選手契約締結を発表した。

 2020年11月に日本国籍を取得した小寺は206センチ135キロのセンターで、今年8月に41歳となるベテラン。2009年に滋賀レイクスターズ(現滋賀レイクス)で日本のキャリアを始め、ライジング福岡(現ライジングゼファー福岡)、大阪エヴェッサ群馬クレインサンダーズ山形ワイヴァンズバンビシャス奈良佐賀バルーナーズ茨城ロボッツ琉球ゴールデンキングス仙台89ERS越谷アルファーズでプレーし、昨シーズンは福井ブローウィンズに在籍した。福井では59試合に出場し、平均15分17秒のプレータイムで、1.8得点4.2リバウンド2.4アシストを記録した。

 越谷で在籍経験を持つ小寺は「アルファーズファンの皆さん、こんにちは! また皆さんと一緒に、あの頃のようなワクワクを取り戻すために戻ってこられることを楽しみにしています。長くはいられませんが、昔のように全力で、一緒に頑張りましょう!」とコメント。

 なお、越谷はアジア枠としてカイ・ソットとの契約継続をすでに発表、同選手がリハビリ中のためインジュアリーリストに登録している。今回の小寺との契約はソット回復までの短期契約となっている。

 アメリカ出身で現在31歳のジャレル・マーティンは208センチ108キロのパワーフォワード。ルイジアナ州立大学出身で、2015年にはNBAドラフト1巡目25位でメンフィス・グリズリーズから指名を受けプロ入り。グリズリーズとオーランド・マジックで合計184試合に出場、平均15.9分のプレータイムで、5.4得点1.7リバウンド0.4アシストのスタッツを残した。その後は、Gリーグ、中国、イスラエル、トルコなどでプレーし、昨シーズンはオーストラリアのアデレード36ersと韓国の水原KTソニックブームに所属した。

 マーティンはクラブの公式サイトを通じて、「このクラブの一員になれてとてもワクワクしていますし、日本に行ってプレーするのが待ちきれません! 皆さんとお会いできるのを楽しみにしています」とコメントを寄せた。

 ギニア出身で現在24歳のセクー・ドゥムブヤは206センチ104キロのスモールフォワード兼パワーフォワード。2016年にユニオン・ポワティエ・バスケット86(フランス)でプロデビューを果たすと、その後もフランスを中心にキャリアを重ねた。2019年にはNBAドラフト1巡目15位でデトロイト・ピストンズから指名。これは同国出身選手として初の快挙となる。NBAでは96試合に出場、1試合平均17.1分プレーし5.6得点2.8リバウンド0.7アシストを記録した。その後、Gリーグ、ヨーロッパのクラブを渡り歩き、昨シーズンはレバノンのサジッセ・アル・ヘクメ・ベイルートでプレー、今回、初めて日本の地を踏むことになる。

 ドゥムブヤは「新しいチーム、新しい国、そして新しい文化との出会いにワクワクしています! 日本の文化——特にマンガやアニメが大好きで、大ファンなんです。これからよろしくお願いします!」と、クラブの公式サイトでメッセージを送った。

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